KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

世界推理短編傑作集6 (創元推理文庫 M ン 1-6)

世界推理短編傑作集6 (創元推理文庫 M ン 1-6)

世界推理短編傑作集6 (創元推理文庫 M ン 1-6)

作家
戸川安宣
出版社
東京創元社
発売日
2022-02-19
ISBN
9784488100124
amazonで購入する

世界推理短編傑作集6 (創元推理文庫 M ン 1-6) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

KAZOO

わたしには懐かしい作家の方々の名前が並んでいます。乱歩が既存の「世界短編傑作集」5巻に入れられなかったものを戸川さんが選んで入れてこの本にしてくれたということです。ハックスリーの「ジョコンダの微笑」はほかのところで読んでいますが入れて当然でしょう。そのほかシムノンやE.S.ガードナー、パールバックなど読みでがあります。短編とはいうものの最近のよりも結構長いものが多く満足させてくれました。

2022/03/17

cinos

『世界推理短編傑作選』の補遺として戸川さんによって編まれたミステリ短編集。どの作品も面白かったです。「メグレのパイプ」はメグレが盗まれたパイプ探しがメインだけれど事件を解決するのが面白いです。「緋の接吻」はペリー・メイスンが死体を発見。「死者の靴」は左右違う靴をはいた男の謎からの意外な真相に驚きました。「九マイルは遠すぎる」は何度読んでも傑作。

2022/04/06

geshi

『パティニョールの老人』あの偽装ネタをやる古典探偵小説が実在したのか!『ジョコンダの微笑』ハットン氏が追い詰められていく様が実にうまい。オチの微笑にゾワッとなる。『身代金』子どもが誘拐された夫婦の反応と葛藤を短い中でサスペンスフルに描いている。『戦術の演習』エリザベスの思惑が全く書かれていないのが恐くなってくる絶妙な塩梅。『九マイルは遠すぎる』こんなに短い作品だったっけ?論理のアクロバットを楽しむ銘品。『五十一番目の密室』ミステリ作家内輪もの+密室トリック+皮肉りとマニアなら涎垂らして喜んじゃう。

2022/03/17

本木英朗

〈世界推理短編傑作集〉6巻である。ガボリオ「バティニュールの老人」から始まって、イネス「死者の靴」で終わる短編集であるが、今回もほとんど凄かったかな、うん。特にハリイ・ケメルマンの「九マイルは遠すぎる」なんか、ハヤカワ文庫でも読んでいたけれど、大満足だったねえ! さらに今回最大の収穫であるイーヴリン・ウォー「戦術の演習」がまた超よかったと思います。……という感じで、いつかまた1巻~6巻まで、読もうと思います、ハイ!!

2023/07/25

Aminadab

少し解題。江戸川乱歩編「世界短編傑作集」5巻(1960~61)という創元推理文庫の看板アンソロジーがあって、私も大昔に既読(もはや記憶もおぼろげだが)。長らく版を重ねてきたがつい先頃改版された。その際に、改版にあたった創元社を代表する編集者戸川安宣が補遺として選したのがこの第6巻。補遺といえば乱歩死後の作かと思うがそうではなく、1870~1953という旧版のタイムスパンの中で乱歩にして紙幅があれば採ったであろう作を集めた、という一種偏執的な725頁。ところが読んでみたらこれ普通にすごく面白いっす。お薦め。

2022/09/18

感想・レビューをもっと見る