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デジタル資本主義

デジタル資本主義

デジタル資本主義

作家
小森健太朗
日戸 浩之
此本 臣吾
出版社
東洋経済新報社
発売日
2018-04-20
ISBN
9784492396414
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あらすじ

デジタル革命は資本主義の“常識”を覆す。
その変化はGDPという従来の指標では捉えきれない。
新たに生み出される経済社会は、巨大企業が支配し、ロボットが雇用を奪う「純粋デジタル資本主義」になるのか。
あるいは個人のスキルや未稼働資産が価値を生み出す資本となる、「市民資本主義」か、
多くのモノが無料となり、労働と余暇の区別も消滅した、SFのような「ポスト資本主義」なのか。
大胆なシナリオを描き出す。



【主な内容】
イントロダクション

PARTⅠ 資本主義に何が起こっているのか

 第1章 「停滞」する世界経済
 第2章 資本主義 対 民主主義?

PARTⅡ デジタル資本主義の登場

 第3章 捉えきれない消費者余剰の増大
 第4章 所有からアクセスへ――シェアリング・エコノミーの登場
 第5章 デジタルで変化する経済の課題
 第6章 私有財から公共財・準公共財へ
 第7章 デジタル資本主義の第3フェーズへの道

PARTⅢ デジタル資本主義の多様性とその未来

 第8章 デジタルを世界史のなかに位置づける
 第9章 デジタル社会の多様性
 第10章 資本主義のゆくえ

おわりに
監修者・著者紹介

デジタル資本主義 / 感想・レビュー

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templecity

経済の成長率は鈍化しているのに、人々の生活は向上していると感じている。IoT技術によりマッチングやシェアリングが容易になり、企業が物を沢山作ったり用意したりする必要が無くなってきたことが要因である。保険では運転の状況をモニターすることができ保険料をそれに合わせて低減できる。これまでの社会では知人同士の間でしか物の貸し借りをしていなかったが、メルカリなどの仕組みによって安心して他人同士でもモノを売ったり買ったりすることが出来るようになった。IoTによって双方の立場が平等になった結果である。

2018/10/07

izw

NRIの研究成果として毎年発行する三部作の第一弾。デジタルで経済、社会がどう変化するかを的確に捉え、資本主義の進化過程として、商業資本主義、産業資本主義の後に続く形態をデジタル資本主義と呼び、その実態を解明する。GDPには、デジタルによって顕著となった消費者余剰が含まれていない。シェアリングエコノミーにより生産者余剰と消費者余剰が曖昧になっている実情も生活レベル意識のギャップを生む一因となっている。GDS(国民総余剰)という指標を模索中らしく、三部作が完成するまで結論が出ることを期待する。

2018/09/12

牧神の午後

GDPでは測れない富という着想は確かにその通りで、今までの物差し・尺度が通用にしない社会に我々は移行しつつあるのかもしれない。でも、それがこの本の言う通りにデジタル資本主義として、提示されたいくつかの道の中の一つをたどるかどうかは判らないし、自分自身は人間の受け入れが間に合わないのではないか?それこそB級SFのように「我々にはまだ早かった」になりかねない危うさを感じてしまう。

2019/01/27

Tom Ukai

世界史の流れの中にデジタル化を置いてみると未来が見える・・・・。GDPは伸びていないけど、実際、10年前と比べても僕たちの日々の生活は便利になっているし、仕事や家庭ばかりじゃなく、いろいろな活動も広がっている。読書メータもそうだけど、明らかに10年前より多様な楽しみが増えている。その背景にお金ではない交換様式が実現し始めたのではないか。柄谷行人のABCD交換様式と川田順造の文化の三角測量を掛け合わせて、デジタルが今の資本主義構造にもたらすものを予想する。意外と読みやすく理解が進む本でした。読んで良かった!

2018/10/21

小林

デジタル技術を活用して差異を発見・活用・創出し、利潤を獲得することで資本の永続的な蓄積を追求するシステム!これがデジタル資本主義。労働生産性が向上しているのに賃金は下がっている、GDPの成長率も低い。けれど日本人は生活レベルが向上していると感じている。これがデジタルの効用だと。なるほど言われてみれば、労働も家事も買い物も日々、楽になる。時間は増え、給料が増えなくても豊かになっている実感がある。経済や産業の構造は明らかに変化しているのだ...でもボーッとしてるとデジタルディスラプションにより職が無くなるな。

2018/10/06

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