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フラッシュ:或る伝記 (白水Uブックス)

フラッシュ:或る伝記 (白水Uブックス)

フラッシュ:或る伝記 (白水Uブックス)

作家
ヴァージニア・ウルフ
出淵敬子
出版社
白水社
発売日
2020-06-06
ISBN
9784560072295
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フラッシュ:或る伝記 (白水Uブックス) / 感想・レビュー

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かもめ通信

コッカー・スパニエルのフラッシュからみた詩人エリザベス・バレットの半生であると同時に、フラッシュ自身の伝記でもあるユニークで可愛くてどこか切ない物語。犬のフラッシュ自身も様々な経験を積んで視野を広げていくところも興味深い。なるほどこれは、フラッシュのことを描いているようにみせてエリザベスの、エリザベスのことを描いているようでフラッシュのことを描いていたりするんだな。きっと。それにしてもウルフ、こんな物語も書いていたんだなあ。

2020/06/14

うた

8月お題本「犬」。高貴なコッカー・スパニエルであり、ロバート・ブラウニング夫人のよき友であったフラッシュ。グルニエの犬エッセイを読んで以来気になっていたので、復刊しているのを見つけて脊髄反射で買ってしまいました笑。そこが自然であれ部屋のなかであれ、イギリスであれイタリアであれ、フラッシュにとっては夫人とともにあることが幸せだったのだと。犬、この愛らしきもの。

2020/08/22

ハルト

読了:◎ フラッシューー飼い犬の視線から見た、詩人エリザベス・ブラウニングの伝記の体裁の小説。どこかユーモラスでくすぐられるような楽しさと、飼い主から無視をされたときのような寂しさがあり、犬を通じて、エリザベスのさまざまな感情や人生をも情緒豊かに巧みに書いている。犬ってば、こういうときには(おそらく)こんな感情を持つのかという想像が、犬を飼っていない自分としては新鮮な驚きとなり、感心した。

2020/08/13

ウルフの小説の特徴である微細な感覚の描写が犬について書くときにも存分に生かされていて、特に匂いに関する記述が良かった。

2020/06/28

誇張

オーランドーで男でも女でも少年でも老人でもなれることを示したウルフ。今度は犬にだってなれることを証明。ロンドの「野性の叫び声」とはずいぶん違うがどちらも犬物語として傑作。 自分にとって他に代えがたい犬を救うために周囲の良識ある圧力をはね除けて反社会的勢力と交渉する女の姿を生き生きと描くところはフェミニズム文学として輝く。

2020/07/04

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