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香子(一)紫式部物語

香子(一)紫式部物語

香子(一)紫式部物語

作家
帚木蓬生
出版社
PHP研究所
発売日
2023-12-13
ISBN
9784569854519
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香子(一)紫式部物語 / 感想・レビュー

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starbro

先日読んだ第二巻に続いて、漸く第一巻が配本されたので、遡って読みました。大河ドラマ「光る君へ」を観ているので、香子(まひろ):吉高 由里子、藤原 為時:岸谷 五朗のイメージで読みました。紫式部の本名は定かではありませんが、藤原香子が史実に近いと思われます。続いて第三巻へ。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85451-9

2024/04/03

tamami

NHKの大河ドラマ史上、平安時代が初めて取り上げられるということで、便乗的?な出版が相次いでいる。それを承知で本書を読み始めたのは、『源氏物語』本編に何度か挑戦しつつもその度に挫折し、いわばアンチョコ!のような本作を読むことで、少しでも興味を持って読み込みたい、との希望を抱いたからである。作戦の成果は未出しではあるが、とりあえず本冊は読了する。同じ貴族の生活模様を映し出しているが、摂政関白家と受領階級のそれとでは大変な開きがあり、本冊では双方の様子がほの窺えて、未知の世界を覗き込むような感覚が興味を誘う。

2024/01/11

Sato19601027

平安時代を苦手にしていたが、この本の「源氏物語」には夢中になった。作者の工夫が素晴らしい。幼いころから利発な紫式部(この本では香子)の目線で進む短歌と漢詩の世界に「源氏物語」が挿入される。最初は、藤原なにがしが多く登場して混乱するも、香子が越前で姉君の希望でもあった物語を書き下す頃には、小説の世界観にどっぷり引き込まれている。「源氏物語」には、香子の解説と父君、母君、祖母君などの感想が加わって、絶妙なリズムで読みやすい。「紫式部物語」も「源氏物語」もどちらも面白い。(第一巻は「桐壺」から「花摘末」まで)

2023/12/30

くろにゃんこ

正直、読み始めで挫けそうになりました。紫式部物語。どうにか読み進められたのは?だらけだけど観ている「光る君へ」が思い浮かぶから。途中からは「源氏物語」を書き初めてその綴ったものも読めるという2倍の楽しみが。ここでは交わした歌がたくさん出てくるのも原文に近いのかな。しっかり読み解くことができないのが残念ですが内容も記されているのが良い。”末摘花”まで書かれていた。

2024/05/01

rosetta

★★✮☆☆大河に乗っかった流行りの一冊。古典に慣れた人を読者に設定していて専門用語がなんの説明もなくポンと出てくる。牛車のクラスとか建物の名前とか、調べたことのある自分でもややこしかったし、漢詩や和歌に解説や訳もない。紫式部の物語かと思ったら、後半からはほぼ単なる源氏物語の作者による現代語訳。ところどころに書き進めつつある式部(この本では香子)の様子が挟まれるだけ。せっかく詳しくは分かっていない歴史上の人物を扱うのならもっとイマジネーションを広げて欲しかった。源氏物語本文なら今でも誰でも読めるのだから

2024/02/27

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