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花の下にて春死なむ-日本推理作家協会賞受賞作全集(95) (双葉文庫)

花の下にて春死なむ-日本推理作家協会賞受賞作全集(95) (双葉文庫)

花の下にて春死なむ-日本推理作家協会賞受賞作全集(95) (双葉文庫)

作家
北森鴻
出版社
双葉社
発売日
2016-06-16
ISBN
9784575658958
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花の下にて春死なむ-日本推理作家協会賞受賞作全集(95) (双葉文庫) / 感想・レビュー

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五右衛門

読了。噂はかねがね聞いていましたが短編でこの世界観が堪りません。登場人物も入れ代わり立ち代わり登場するし安心感がありこの作家さん流石です。続編も続けていきます。淋しすぎる結末もあり、ホッとする結末もあるし人情ミステリーかな。いやいやドキッとするミステリーもあるし…う~ん。でも好きです。皆さん読んでみそ。

2021/11/30

ユメ

三軒茶屋の路地にひっそりと佇むビアバー香菜里屋を舞台にしたミステリ。主に常連客が持ちこむ謎をマスター工藤が解決し、時には工藤の方が謎を提示することもある。居合わせた人間は安楽椅子探偵に扮するのが暗黙の了解となっている店の雰囲気はミステリアスだ。印象的だったのは、香菜里屋に集う人々にとってはあくまで事件を解決するのが目的であり、それを裁くことはしないこと。彼らは犯罪事件の犯人を突きとめることもあるが、それ以上関与することはしない。それは彼らの粋や情でもあると同時に、冷え冷えとした怖さもあり、深い余韻を残す。

2018/07/15

yu

双葉文庫にて再読。 表題作もよいが、『魚の交わり』が抜群によい。表題作あってのこれ。草魚さんの過酷な人生に、言葉が出てこない。真実が必ずしも人を幸せにするとは限らない。優しい嘘と、それにひっそりと気づいていた時間。草魚さんの空白の時間は、決してただの空白ではない。北森さんの新しい作品が読めないことが、こんなにも辛いと感じる極上の作品。

2016/09/09

へいがぁ

講談社文庫以来の再読。このシリーズはとても好きでした。解説にあった後日談も読んでみたかったです。R.I.P.

2016/07/19

よっしー

双葉文庫で再読。北森作品を読むキッカケとなった作品で、とても大好きな作品。今回、解説を愛川晶さんが書いていらっしゃると知り、改めて読み、解説も読みました。解説を読み、香菜里屋閉店後のマスターの後日談の構想があったと知り、読みたかったとつくづく思いました。愛川さんの解説も、胸に迫ります。

2016/09/29

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