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死る旅

死る旅

死る旅

作家
松原タニシ
出版社
二見書房
発売日
2021-07-09
ISBN
9784576210971
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死る旅 / 感想・レビュー

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あっか

新刊。恐い旅の続刊的な感じ?怪異等は全く出て来ないので期待とは違ったなあと思ったけれどグイグイ引き込まれてついつい読み進めてしまった!魅力とはまた違う、いわくという角度で日本各地のことが土地の歴史と共に知れて思いがけず学びになった。また、これは松原タニシさんの内観の旅でもある。彼の心境の変化も読んでいて興味深かった。黄泉比良坂の話、遺体管理人・嘉陽さんの話、天津神社のさっちゃんの話は心に残ったなあ…怖かったのが、今までに見たことがないくらいの印刷段階での酷い乱丁があったこと!^^;←交換してもらえました。

2021/07/18

モモ

怖い本でもあり、タニシさんの現在の正直な心情をせつせつと述べた本でもある。事故物件に住み、心霊スポットを巡っても、そう怖いと感じないタニシさんは、ぐいぐいと様々な場所に行く。高知県のいざなぎ流の太夫さんがタニシさんに見た者が怖い。沖縄のガマを巡る旅が、いつもと違う視点で書かれていて読んでいてつらいが、読めて良かった。また遺体の見栄えを整える遺体管理人の話が興味深い。安心できる遺体の三原則「目を閉じている。口を閉じている。肌色である。」遺族が死を受け入れるための仕事で、ありがたいものだ。続編希望です。

2022/01/02

ヒデキ

タニシさんの新刊です。 最初の書き出しから、エッセイ?とも思ってしまいましたが、やはり、期待通りの心霊スポット巡りが満載でした なんで、タニシさんが、心霊スポットを回り続けているのかを考えてしまう姿が、タニシさんが、メディアの中で見せる誠実な姿に繋がってしまいました。 彼の気持ちが、周りへの感謝の気持ちがベースになっているのが伝わる一冊でした

2021/07/26

キンモクセイ

事故物件住みます芸人として有名になったタニシさん。事故物件に住めば住むほど、心霊スポットに行けば行くほど疑問と自分自身の迷いや葛藤がある。何か凄い現象や霊がカメラにとらえたわけでもない。長い間活動をしていると見失うこともあるだろう。昔は夏だけ限定の怖い話は今は技術の進化に伴い、いつでも何処でも怖い話を聞けるし自分で行かなくても心霊スポットに行った気で観れる。特別なモノじゃなくなったという感じは視聴者側があるし、作り出している側は悩む。有名になればなるほど孤独と共に過ごさなければいけないんだろうな。

2021/10/04

さくりや

そういえば読んでいました。心霊スポット探訪みたいなのが読みたくて買ったので、思っていたのとはかなり違ったかな〜。松原タニシさんのエッセイという要素が強く、彼の考え方や死生観を知りたい人、共感できる人にはおすすめ。私はちょっと……だいぶ違いました笑

2021/12/22

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