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〔白川静の絵本〕サイのものがたり

〔白川静の絵本〕サイのものがたり

〔白川静の絵本〕サイのものがたり

作家
白川静
金子 都美絵
出版社
平凡社
発売日
2016-10-25
ISBN
9784582403398
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〔白川静の絵本〕サイのものがたり / 感想・レビュー

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紅香

従来、顔のパーツの口と考えられてきた口(サイ)は実は神に祈り、誓う時の祝詞を入れる器の形。。文字はあまりにも当たり前に存在する。が、ひとたび観点を変えると宇宙に広がる星座みたいで面白い。『ことばには空間も時間もない。ことばを文字として形象化することによって空間を持ち、持続する。もっとも重要なことはことばの持つ呪的な機能をそこに定着し永久化すること』先人たちが文字を持ちたかった動機は神と交信すること。彼らの祈りがサイに閉じ込められ現代にまで届けられた祈り。蓋を開く。そんなことを考えると感慨深い気持ちになる。

2017/10/01

鱒子

図書館本。象形文字から漢字への成り立ちを書いた本。カテゴリー的には絵本らしいですが、大人でも読むのにかなりのスキルを要求される本だと思います。なかなか難解。というわけできちんと理解できたと言えるのは半分以下(^_^;) 逃げ出さずに読了できたのはページ数の少なさと、金子都美絵さんの絵のおかげです。しかし、素晴らしく美しい本でした。

2017/01/09

宇宙猫

感じの成り立ちを古代風なシルエットを用いて解説する、みたいな本。なんと掴みどころがなかった。

2016/11/28

Yuu I

図書館本。白川静氏は知らなかった。文字の成り立ち、意味合いが分かりやすい。”文字”以前の”ことば”の記憶は、昔話や遊び歌になるのか。文中の「あらゆるものは生命の連続のなかに生きる。その連続の過程をどれだけ充たしてゆくことができるのか、そこに生きる意味があるといえよう⌋印象に残る。>”ことば”の記憶 小さい頃に、学校へ行く前の服が、ボタンなどほつれた時に母が、「♪旅の坊主に急かされて、着ていて縫うから ごめんなさい♪⌋と、歌ってくれた。着たまま針で縫うので、幼いながらちょっと怖かったのを懐かしく想いだした。

2019/04/25

ネコ虎

白川静氏の「サイ」(口という字形に近い)の文字についての解釈を画工・絵本作家の金子都美絵氏が編集し、絵を添えたもの。サイは祝詞を入れた器であり、ここから神と人との関係を説いていく。金子氏の絵(影絵)が厳かで清明で、それもあって白川氏の文字解釈の世界、神秘の世界に吸い込まれていく。大人の絵本というべきか。武田鉄矢や林修の文字の成り立ちの軽薄な解釈はむしろ漢字の意味への冒とくのように思える。白川静氏の著書は多く、魅力的なのだが、やや難しいのでこの本は白川静への手引きとして貴重だ。

2017/11/05

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