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レ・ミゼラブル 第一部 ファンチーヌ (892;892) (平凡社ライブラリー ゆ 7-1)

レ・ミゼラブル 第一部 ファンチーヌ (892;892) (平凡社ライブラリー ゆ 7-1)

レ・ミゼラブル 第一部 ファンチーヌ (892;892) (平凡社ライブラリー ゆ 7-1)

作家
ヴィクトール ユゴー
西永良成
出版社
平凡社
発売日
2019-12-12
ISBN
9784582768923
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レ・ミゼラブル 第一部 ファンチーヌ (892;892) (平凡社ライブラリー ゆ 7-1) / 感想・レビュー

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ころこ

ヴァルジャンが登場しない第1篇の100ページが苦痛でなかなか進まないのだが、第2篇と合わせると、ヴァルジャンを誰の視点から描いたら上手くいくか考えられた第1篇だったということが分かる。実際には社会に主人公が誰で誰に焦点が当たっているという視点が無いように、枕に別の視点をつくっておいて主要人物を登場させ、探偵小説のような謎を持たせて読者の興味を惹く構成は巧みだ。ダイジェストもミュージカルもアニメも観たことないので、読んでいくと有名な扉絵はヴァルジャンではなくて、コゼットだと分かる。ミリエル司教から改心の経験

2023/08/26

うぃっくす

長編なのでなかなか手に取る機会がなかったけどやっと読み始めたら一巻で既にすごく面白かった。名作と呼ばれる作品はやっぱ読み応えがあって深い。パンを盗んで監獄入ったあともうまくやれなくて19年間も刑期が伸びて出所後も迫害されるジャンヴァルジャンに、男に騙され、強欲な夫婦から金をだましとられ続けて搾取され尽くしていくファンチーヌとか哀れだらけで世間知らずとか無知ってここまでの悪いことなの?と思う。ジャヴェールの正義や権力への執念も気になるところだけど何よりコゼットの行く末が気になる。

2023/08/07

dokusyotyu24

学生時代に挫折した『レ・ミゼラブル 』の完訳版を再チャレンジ。手にしたのは平凡社ライブラリーから出ている新訳です。 主人公が全然出てこない冒頭に心が折れそうになるも、勢いで読み通す。

2020/12/30

80000木

世界文学全集で挫折、岩波で挫折、新潮文庫で挫折、毎回ミリエル司教が司教館と病院を取っ替えっこするところで眠りについてたけど、今回はなぜか読めた。ついに一巻読めた!嬉しい!そしておもしろかった!足掛け何年かかったのかも思い出せないけれど、買って読まなかった岩波と新潮の一巻は、それぞれ思い出として本棚に並べておこう。

2020/08/30

しお

19世紀初頭のフランスを舞台にした作品。社会貧困が招いた個人ジャンヴァルジャンの小さな罪に対し厳格適正の容赦のない罰がその男の人生を歪める。19年間の服役を終え出所はしたものの、元囚人に対する社会の不寛容さに再び直面し絶望する。そのような中、唯一寛容を示すミリエル司教と出会い、人生が少しずつ変わっていく。一方、過去の事実は変えられないし、社会の不寛容も変わらない。良心とは何かを伝える1冊。 ところで、ミリエル司教の家をジャンヴァルジャンに教えた女性はだれだったのだろうか。

2021/05/16

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