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きみの鐘が鳴る (teens’ best selections 63)

きみの鐘が鳴る (teens’ best selections 63)

きみの鐘が鳴る (teens’ best selections 63)

作家
尾崎英子
出版社
ポプラ社
発売日
2022-11-09
ISBN
9784591175231
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きみの鐘が鳴る (teens’ best selections 63) / 感想・レビュー

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☆よいこ

児童書。中学受験を舞台にした青春物語▽イジメられて転塾したつむぎは、新しい塾で新しい友達に出会う。父親に厳しく管理指導される涼真(りょうま)、マイペースで空気読めない系の唯奈(ゆいな)、姉と比べられて辛い伽凛(かりん)。懸命に努力を重ね、受験に立ち向かう▽私自身が中学受験について興味が無い田舎育ちなものなので、そんなに子供を追い詰めてまで勉強させなきゃいけないなんて苦しいだけやん!と思ってしまった。でも、スポーツでも冒険でも[受験勉強]でも、子供はその中で真剣に悩み苦しみ楽しみを見つけて成長するものですね

2023/01/14

future4227

中学受験を目指す塾仲間5人のうち4人の子たちの受験物語。どうせなら5人全員描けばいいのに…。若干『二月の勝者』と被る所があり、ストーリーの新鮮さに欠ける。涼真くんのお父さんは『二月の勝者』の島津くんのパパそっくりだし。親の過度の期待、同級生からの妬みやいじめ、学校の先生への嫌がらせ、兄弟や家族とのギスギスした日々。なんか殺伐とした中で受験勉強してる感じが今ひとつ共感できず。受験って本来もっと楽しいものだと思うんだけどなぁ。でもこの本、題材的に来年の入試問題に使われそう。4月首都圏模試で出題された。

2023/06/21

d2bookdd

昔の自分の経験と、つい先日終わった姪の経験と、来年の我が子の高校受験と…、全部ミックスしながら、何か未来って良いですね!学び続けたい。

2024/02/25

みつばちい

中学受験のための塾で出会った4人を章ごとに描く。結果はどうあれこの頑張りは決して無駄ではないというメッセージは共感する。が、学校でのトラブルや教育ハラスメントともいえる親の態度が解決されぬまま物語が閉じるので後味が、、もちろん現実もトラブルは解決せぬまま、時が解決することが多いと思うけどもう少し受験以外のところに小さな希望を抱かせて終わって欲しかったなと思うのは贅沢かしら。勤務校にも受験する子はいるので、入れようかなと思ったが不合格の描写がキツくて受験前に読んだら自信失いそう💦

2023/05/24

chiaki

とても爽やかな装丁だが、厳しく過酷な中学受験に挑む4人の小学6年生たちの物語。中受のリアルを垣間見、読後しばし放心してしまいました。結果を受けて親の豹変ぶりに唖然。涼馬の父なんかは熱心が過ぎてまるで教育虐待。受験生に伴走する親も、その距離感はすごく大事なんじゃないかと思いました。合格を目指して頑張った努力が、費やした日々が…たとえ報われなくても、無駄な経験ではない。血となり肉となり肥やしになると、そこだけは信じたい。そして決して本人が否定された訳ではないと。つむぎちゃんへの五十嵐先生の励ましに沁みました。

2023/06/26

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