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手ぶくろを買いに

手ぶくろを買いに

手ぶくろを買いに

作家
新美南吉
どいかや
出版社
あすなろ書房
発売日
2018-01-26
ISBN
9784751528372
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ジャンル

手ぶくろを買いに / 感想・レビュー

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ぶち

新美南吉の名作。いろいろな画家さんの絵で出版されていますが、私はといかやさんの絵を選びました。てぶくろを買いに、子ぎつねを人間の町へ行かせる母さんぎつねは、"にんげんはおそろしいものなのよ" と、いいきかせます。"おそろしい" はずの人間からうけた優しさ、人間の親子のあたたかい光景に子ぎつねは感銘を受けます。どっちが本当の人間なのでしょう?暖かみのある可愛らしい絵が、この物語をより優しいものにしてくれています。だからこそ、人間の怖さも際立ってくるように感じます。

2019/02/18

はる

どいかやさんの絵ということで。独特の丁寧な色使い。凝った構図。どいかやさんの雪の描き方が特に好きだなあ。母親の子を想う気持ちと、子の母親を愛する気持ちが温かい。「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものかしら」

2018/04/13

のえる

図書館絵本。有名な物語にどいかやさんの暖かいイラストが描かれた本作。 内容も結末も知っているけど、大人になって改めて読んでみると実感するこの暖かさ。懐かしい。ほのぼのとしたきつねの親子、子ぎつねの失敗にもとげとげせずに対応してくれる優しい帽子屋さん 🎩。そして雪景色がこれ程暖かく幻想的に描けるなんて。 子どもにとっても、子ぎつねにとっても、安心感に満たされたお母さんの温もりと優しい声は大切。👶🦊💓

2021/04/19

鴨ミール

私が子どもだった頃は、タヌキやキツネが人を騙す話をなんとなく信じていたが、いまの子どもたちはどうなんでしょうね。この話は好きで絵本を持っていますが、どいかやさんの絵のものが欲しくて、とうとう新品を買うことにしました。黒井健さんや他の方の絵でこのお話を読んだ方にもぜひおすすめしたい一冊です。最後の一文をよむと、これは大人向けのお話かもなといつも思います。

2022/11/03

gtn

子狐以上に、母狐にとって冒険だったが、誰もが一度は通る道。子を囲い込んだり、自分の意のままに指図するような愚は犯すまい。子が一人で得る経験は、親が想像する以上に大きい。

2021/05/15

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