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宇宙からの帰還 望郷者たち (ハルキ文庫 な)

宇宙からの帰還 望郷者たち (ハルキ文庫 な)

宇宙からの帰還 望郷者たち (ハルキ文庫 な)

作家
夏見正隆
出版社
角川春樹事務所
発売日
2020-01-15
ISBN
9784758443173
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宇宙からの帰還 望郷者たち (ハルキ文庫 な) / 感想・レビュー

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ケンイチミズバ

ガンダムか?核戦争後の地球からシャトルで脱出できる人間がどれだけいるのか。選ばれし者=与党政治家と忖度が得意な官僚、その愛人、政府寄りな著名人、医者。上級国民だけだな。くじ引きかな?ハズレ残念じゃおさまらんだろうし選別の過程で暴動や内戦が起こるな。終末のフールみたいに大人しく受け入れる人も案外多いかも。地球いつか終わることもあるしね。短期間に破局の地上と宇宙空間のインフラを複数往復するには無理があろうね。信用を担保する中央銀行もない状況で財界人が宇宙でも力を持っている不思議ワールド。金も放射能汚染します。

2020/01/29

おかむー

本自体の薄さから怪しさは感じていたらやっぱり内容も薄かった。『可もなし不可もなし』。全世界に広がった放射能汚染で壊滅した地球、僅かに逃れた人類は月からの資源を頼りにコロニーで細々と生き延びているが、上級国民と平民の格差がそのまま持ち込まれる閉塞感。パイロットである主人公視点での遭難した地表調査隊の捜索の旅は、伏線が覆されることもなく捻りも意外性もない話の流れそのままの展開で夢も希望もない結末に至る。そもそも準備パートで2/3使ってる時点で推して知るべしなのだが。そして読者共通のツッコミ「表紙は誰よ?」

2020/02/01

ホシナーたかはし

SFかと思ったら社会派小説。「Fukusima50」を読む前で良かった。これがほんとの可もなく不可もなし。次はない。

2020/02/11

臓物ちゃん

全面核戦争により地球上の全生物が死滅、からくも宇宙に逃げ延びたものの全人類が十数万人にまで激減したっていうのに、日本政府はちゃっかり生き残ったどころか月面に新たな東京まで建設しちゃうとかどーなのよ!? 佐藤大輔『遥かなる星』と筒井康隆『霊長類南へ』を混ぜてプレートで薄〜く焼いたような、まぁまぁ面白くて軽く読める宇宙開発パイロットSF。悪くはないんだが表紙の褐色銀髪女の子は一体誰だったんだよチクショ〜〜〜!

2020/01/18

501

人類が米中核戦争で放射能汚染された地球を棄てて宇宙都市に住まう近未来が舞台・・・なのだが、舞台設定に意味を感じなかった。基本宇宙に行こうが人間は変わらねぇよ的なスタンスで日本がそのまま宇宙に転移したような都市なのだが、正直著者の想像力が欠如してるだけに感じた。なによりセンスが古い。一昔前のよくある刑事ドラマのようなコテコテの登場人物(横柄な官僚、無能な上司、正義のジャーナリスト、主人公は腕が良く実直なパイロット)が出てきてどこかで見たような話が展開される。本筋の地球への帰還も投げやり。おすすめしない。

2020/01/22

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