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30代の論語

30代の論語

30代の論語

作家
齋藤孝
出版社
海竜社
発売日
2013-02-01
ISBN
9784759312935
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30代の論語 / 感想・レビュー

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seimiya

30代は仕事に生きるべし!という著者の信念が詰まったビジネス書。論語の言葉を、ビジネスの場に引き寄せて解釈している。君子=良きビジネスパーソン、良きリーダー。文章からあふれる仕事熱に閉口させられる部分が多かった。前職で精神を病み、仕事は必要最低限の生活費を稼ぐための手段として割り切りたいという自分の個人的な感情のせいだろう。そういう個人的な感情を脇に押しやった感想を述べるならば、この本はビジネス書としても論語の入門書としても良書であると思う。非常に分かりやすく論語を身近なものとして感じることができた。

2015/01/19

論語の勉強本。家族と仕事における人生の基盤になる考え方を見直したいと思い、本書を読む。 仁は五条となる仁義礼智信の1つだが、孔子は徳の中でも仁を最高位に位置付けているとのこと。仁含め、徳の意を考え、向き合い、それらを血肉とするには自分はどうあるべきかを考えることが全体を通して語られているように感じた。 世の中が便利になり公に主義主張を出来る世の中になった今こそ、利の為ではなく仁の為にどうなすべきを問うことを常に。(君子は義にさとり、小人は利にさとる。)そうしてこそ、仁を考える土俵に立てる。

2022/01/02

じゃがたろう

教養として論語に触れたいと思って読みはじめた。入門的でとてもよいし、著者の文体も自分に合っているのでスラスラ読めた。30になる前に読んで損はないと思うし、30半ばでも遅くはないと思う。20代の前半だと言わんとしていることを実感するのに苦労するかもしれない。そういう意味で30代の論語というタイトルが言わんとすることはなんとなく伝わってきた。徳のある日本人のバイブルとしたい。個人的には112ページがお気に入り。志高く、効率的に仕事をこなし、成果をあげ、プライベートも充実させたい。

2020/04/28

luckyair

論語の入門編として仕事や人生にどう活かすかのヒントが学べる。タイトルに「30代の」とあるが、さほど内容との関連性はないように感じた。原文と訳、それと著者の解釈がセットになっている。解釈部分が参考になるかは人次第だけど、そんな考えもあるのかという気にはなった。お金ではなく経験を報酬と考えるとか、「文、行、忠、信(学び、実践し、真心をもち、嘘偽りなく過ごす)」という考えはとても大事だと思った。内容の堅い?論語とよく対比される孟子もセットで読んでおきたい。★★

2016/09/09

mass

「仁に当たりては、師にも譲らず。」仁を実践するに当たっては、たとえ先生に対しても遠慮はいらない。大事なことにおいては、上司に遠慮しすぎず、自分の考えをはっきり言おう。 「其のなす所を視、其の由る所を視、其の安んずる所を察すれば、人焉(いずく)んぞ隠さんや、人焉んぞ隠さんや。」 その人がどう行動しているか、何を由りどころに生きているか、何に満足するか。この三点がわかれば、その人物の本質がはっきりする。決して隠せるものではない。人物鑑識眼として役に立つ。

2017/08/17

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