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父の遺言 戦争は人間を狂気にする

父の遺言 戦争は人間を狂気にする

父の遺言 戦争は人間を狂気にする

作家
伊東秀子
出版社
花伝社
発売日
2016-06-24
ISBN
9784763407757
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父の遺言 戦争は人間を狂気にする / 感想・レビュー

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キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

弁護士伊藤秀子氏の父は日中戦争で多くの中国人達を731部隊に送った戦犯だった。その父たちが中国で行った三光作戦、毒ガス作戦、細菌戦、慰安所、上官から許された強姦殺害。伊藤氏の父は、どんな真面目な人間でも戦地では略奪し人を殺し女を見たら強姦する、といつも言っていたと言う。撫順で自分の罪を認めて悔いて刑期をつとめ帰国した戦犯たちを、日本では「殉教者ぶる」「洗脳者」などと新聞に書かれてしばらく公安の監視に置かれる。国の都合により戦地に駆り出され、戻ってきてのこの手のひら返しの、この国の冷たさ。背筋が凍る。

2022/05/12

香菜子(かなこ・Kanako)

父の遺言 戦争は人間を狂気にする。伊東 秀子先生の著書。戦争が人間を狂気にするのか。人間が狂気で戦争を引き起こすのか。狂気の人間が戦争を引き起こすのか。どれが正解なのは誰にもわからないこと。でも戦争のせいで狂気になってしまう人がいることは確かだし戦争のせいで狂気の人間の数が増えることはあっても減ることはない。

2022/08/15

takubon

作者は、知り合いでしたので読んでみようと思いましたが、副題の「戦争は人間を狂気にする」そのままでした。自分もその時は、こうなるのかと、、、 かなり重い本です。

2016/11/12

rinpei

突っ込みどころの多い本だが、P231の「戦争は人間を狂気にする」「選挙区が悪くなると、ますます指揮官も兵隊も狂っていく。そして歯止めが利かない」は至言。普遍的な真実。日本に限ったことではないのだから、世界に向かって叫ぼうよ。

2016/08/20

turbot_tank

いいわけにまみれ、自分という個人が具体的に何をしたかをまったく語れなかった人びとが、自らの罪を告白できるようになるまでの過程がたいへん興味深かった。

2018/06/16

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