殺人の人類史 上巻
殺人の人類史 上巻 / 感想・レビュー
ワイルドストロベリー
進化論の部分は興味深い。二足歩行は水性人類猿であったからなの‼そしてローマ帝国、奴隷制度、戦争、民族浄化。日本の南京大虐殺の部分は、読むのが辛く、目をおおいたくなった。人類の歴史はあまりに残虐で、恐ろしい。
2017/05/12
田中峰和
南アフリカでアウストラロピテクスを発見したレイモンド・ダートは、人類はイングランドに発祥したという信仰に敗れたが、後に完全な頭骨化石が発見され名誉を回復した。その後、彼は人類の祖先は肉食習慣へ移行したことを想定し、またも物議を醸す。密林からサバンナに出た前人類は、捕食者から身を守るため自ら捕食者になったのだと。草食に比べ、肉食はエネルギー効率が高いので、ライオンはほとんど寝転んで過ごす。肉を得るため祖先は殺し屋となり、あらゆる野蛮と非道の歴史を歩んだ。悲惨な争いの歴史はカインの殺人傾向を示しているのだ。
2017/01/13
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