KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

脳に心が読めるか? ―心の進化を知るための90冊―

脳に心が読めるか? ―心の進化を知るための90冊―

脳に心が読めるか? ―心の進化を知るための90冊―

作家
岡ノ谷一夫
出版社
青土社
発売日
2017-08-25
ISBN
9784791770076
amazonで購入する Kindle版を購入する

ジャンル

「脳に心が読めるか? ―心の進化を知るための90冊―」のおすすめレビュー

『6度目の大絶滅』『「ない仕事」の作り方』…ベストセラーからニッチな本まで! 生物心理学者がおすすめする、絶対に読むべき90冊!

『脳に心が読めるか? ―心の進化を知るための90冊―』(岡ノ谷一夫/青土社)

 膨大な書物の海を漂っていると、時に羅針盤が欲しくなる。この度、心強い羅針盤となる書評集が出版された。それが『脳に心が読めるか? ―心の進化を知るための90冊―』(岡ノ谷一夫/青土社)だ。生物心理学者の著者が取り上げるジャンルは脳科学や心理学をはじめ、哲学、数学、音楽、小説、環境問題やAI、さらに、格闘技に俳句や短歌、老老介護にみうらじゅん、果てはダンゴムシまで広範囲に及ぶ。著者が脳と心の問題に絡めて紹介する90冊は、科学と文化の最先端に触れるための読書ガイドとして異彩を放つ。

 著者の岡ノ谷一夫(おかのやかずお)氏は言語とコミュニケーションの起源を研究する東京大学大学院総合文化研究科教授だ。長年「小鳥のさえずり研究」に携わり、その研究成果をまとめた『さえずり言語起源論』(岡ノ谷一夫/岩波書店)を本書のなかでも紹介している。

 本書の目次を覗いてみると…、

・私たち自身も絶滅危惧種なのだ『6度目の大絶滅』(エリザベス・コルバート:著、鍛原多惠子:訳/NHK出版) ・脳科学につ…

2018/1/9

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

脳に心が読めるか? ―心の進化を知るための90冊― / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

kubottar

生物心理学者の薦める、主に脳についての本90冊。色々な本が紹介されているので脳についての興味が少しでもあれば読みたい。

2017/10/29

Tenouji

主に脳関係の書評集。読みたい本が次々出てくるw。「脳はいかに意識をつくるのか」は、絶対読む、かな。

2018/03/07

唯誠

動物行動学者である著者が「自分の心はどうできているのか?」という疑問とともに、自己を形成するものを問い…研究分野以外の趣味的な本も含め様々な分野の本を読み、問いた心の様を書き記した書評集。読んでみたいと思う数々の本の書評は、これから読者一人ひとりの自己を形成するものに至るかも知れない。 「個々人は義務とは無関係に同等な権利を持つ」ゆえにヒトはヒトであり、これを捨て去れば元サルはサルに戻る。と『元サルの物語』の書評にあり人間中心主義とも受け取れるが、この権利を認めようとしない脳を持つ元サルもいたりする。

2020/03/21

自分が『知の逆転』を読んだのは半年以上前だと思うが、「登場するほぼ全員が、ITなどで生じる人間の集合知の意義を認めておらず、世界を変える発見は個人でなされると考えている(P.69)」という著者の分析には納得した。確かに、国際的に「知の巨人」と言われている人達は群れないし、孤高の存在だからこそ尊敬されるのだと思う。▼狩猟と農耕、どちらが野蛮か?という問いを、最近は月イチペースで投げかけられている気が…

2018/03/04

Sanae Imamura

心と脳と人工知能がマイブーム。何かいい本ないかなと探していたら、まさしく!な書評集があった(^^) 短くて簡潔な文章なのに、読みごたえたっぷり且つ、この本読みたい!と思わせる。 書評が面白い人って本当に脱帽。 読みたい本が増えたけどなかなか追いつかない。

2017/11/14

感想・レビューをもっと見る