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世界を物語として生きるために

世界を物語として生きるために

世界を物語として生きるために

作家
さやわか
出版社
青土社
発売日
2021-03-11
ISBN
9784791773633
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世界を物語として生きるために / 感想・レビュー

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ころこ

論集で、ファンでない一見には読むのは厳しい本です。コンテンツを通じて自ずと浮かび上がるのは、「ソーシャル」ということだと思います。「終わり/始まり」「時間/空間」「意味/記号」「接続/断絶」目次に示された切断と接続。著者が言及する東浩紀や大塚英志は批評家として切断すれば、切断した反対方向では何かとつながっていると考えているのが著者の一連の仕事にみえます。それはまた「始まり/終わり」に、円環につながっている。それを物語といっていますが、倫理的で政治的なしつこさを嗅ぎ取る読者は拒否反応を示すかも知れません。

2021/03/25

おもむけ

この本に書かれることは二つ、自己言及の重視と、近いことだ。「ポストモダン/ミニマリズム」文学=「セカイ系/日常系」論にしても新海誠作品の「悲しみ」もゲームの倫理観も最果タヒ作品の「痛さ」も橋本治の「優しさ」や松本大洋作品の「分かりやすさ」や宇多田ヒカルの作品の詩もDOMMUNEの時間も、ゲームに触れる指先の動きも、とにかく話題のすべてが近い。常に肉薄する。それゆえに読みにくさまで感じた。けれど、その近さという感覚は、間違いなくこのちっぽけな日常内の私を、自己言及的に問い直し続けるきっかけになるはずである。

2021/05/07

ああああ

タイトルに惹かれて読んでみたが、最後まで読み進まなかった。単純に、何について論じているのか良く分からなかった。『氷菓』など読んだことのある作品について論じられていたが、その視点が目新しいものか、とは言えないし、提示された視点に基づいて、より深く作品を楽しめるか、とも言えないように感じがした。氏の他の本も面白そうなタイトルはあるのだが、読む気が無くなってしまった。

2021/05/10

Go Extreme

時間/空間・物語と経験:メンテは続く 現場の現在  ペインキラー 年表を生きる者 日常系の世界を推理 意味/記号・物語とからくり:世界を物語として生きる  ポケットの中の図鑑 寓話とアニメーションの間 かわいい世界 終わっている萌えの時代 ‐ism」の変節と平成の断面 接続/断絶・物語とコミュニケーション:対話の不成立 ソニックブームが画面を越える 宇多田ヒカルのカップヌードル 世界に到達する言葉 答えは人生を変えない ボタンの原理とゲームの倫理 身体に悪い蒸気の文化 不機嫌な登場人物による解題

2021/04/14

sucksuckhello

大塚英志・東浩紀の物語批評の思潮を受け継いで書かれている様々な物語の批評集。少しゲーム論の比重が高い。コンテンツ過多の状況でインスタントで陰謀論めいたつまらない考察なるものが氾濫する中で、さまざまなジャンルのコンテンツのキャッチアップをこなす同時代性とコンテンツを歴史の中に組み込んでいく丁寧な仕事が両立している読みごたえのある本。鉄コン筋クリート論、こうの史代と萌え論、最果タヒ論、DOMMUNE論が特に良かった。

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