だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ
だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ / 感想・レビュー
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
序にかえての「読書と人生のリアリティ」でノックアウトされる。著者は私にとって知の巨人、生き方そのものがパンクな存在。井上ひさしが言ってた「本を読むとは自分では知り得ない過去の知見を得ること」、本を読んだ人の使命とはそこで得られたものを伝えることではないのかと思わされる。知の巨人が自分で読んだものを多くない字数で紹介、そこから引出される「もっと知りたい」欲、あれも読みたい、これも読みたい。時間がいくらあっても足りない。賢者のガイドは見果てぬ世界のとば口となる。
2022/12/20
ばっか殿すん
「読みたい本」だけを全力で追いつづけること。ああ…なんと素晴らしい響きだろうか。
2015/04/19
ひお
埋もれた本の様々な種類に目をつけたその辺の名著を集めたブックガイドとは一線を画した一冊。だけど探しても見当たらなさそうなそしてそこまでして手に入れてもそこまで面白くもなさそうなってのがなんとも。「その一冊が、どこか埃にまみれた本棚の暗がりで、ずっと君を待っていると信じて」は本屋巡りが趣味な人にとっては名言だと思うー。
2010/08/07
ふろんた
本屋さんと本の紹介。とにかく読みたい本を読めばいいんだ。本のチョイスはどっから見つけてくるのという本ばかり。
2014/03/02
阿部義彦
この本はずっと気になっていたんですが、なかなか置いてる本屋が無くて、と思ってたら図書館に有ったので借りました。晶文社らしい本です。著者の都築響一さんは私の尊敬する編集者兼カメラマンで、ニッチな大手版元がとても相手にしないような裏街道の小出版社や自主制作の実に香ばしい本を紹介してくれます。本屋の紹介から、好きな本の書評、その著者とのやり取り、ラストは朝日新聞での書評とそれを辞める事になった経緯まで、ここに乗ってる本は全て自腹で著者が手に入れた物でだからこそアウトサイダー魂に溢れています。辺境本の世界!
2022/11/12
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