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図書館ドラゴンは火を吹かない

図書館ドラゴンは火を吹かない

図書館ドラゴンは火を吹かない

作家
東雲 佑
輝竜 司
出版社
宝島社
発売日
2016-02-20
ISBN
9784800249845
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図書館ドラゴンは火を吹かない / 感想・レビュー

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ゆなほし

骨の魔法使いに拾われ育てられた少年ユカは、育ての親をはじめとする魔法使いへの偏見を払拭する為、物語師を志して旅に出る―。素晴らしく読み応えのある極上ファンタジー!魔法使いや竜、踊り子などが出てくる世界観は、幼少の頃夢中で読んだ王道ファンタジーそのもので、いくつになって読んでもわくわくする事を改めて教えてくれた。「読者よ」と呼びかける大仰な語り口で、たちまちファンタジーの世界へと没入させてくれる。まさに求めていた胸踊る物語と出会えて嬉しく思い、さらにまだこの物語が続いている事も楽しみだ。

2020/09/17

よっち

森に住む骨の魔法使いに拾われて育てられた少年ユカが、魔法使いへの偏見を払拭するための旅に出て、火竜のリエッキと運命的な出会いを果たし共に旅を始める物語。ユカを育てた骨の魔法使いと、お互いをかけがえのない存在と思う二人の旅、ユカの師となった踊り子と彼女の想い人・色の魔法使いの物語。100年後を生きるリエッキが抱える寂しさが切ないですが、それだけ彼らと共に生きた時間がかけがえのないものだったんですよね。物語の雰囲気もなかなかで、ユカたちの旅の続きも気になりますし、リエッキとカルメたちの今後も期待したいですね。

2016/03/17

さっちゃん

魔法使いの少年と人間の姿を得たドラコンの旅の物語というと、ありふれた冒険ファンタジーのようだけど決してそうではない。「それでは、説話を司る神の忘れられた御名においてーはじめましょう。」そういって語られる数々の挿話は、どれも愛に満ち、悲しく切ない。少年が遺した図書館を守りながら、少年を喪った悲しみと思い出の中に生きるドラコン。物語は中途半端になったままでまだ続きがあるようなので、刊行されたら是非読みたい。できればNHKあたりでアニメ化してほしい。

2018/10/11

はる

不思議な語り口調で進んで行く不思議な本でした。最後に気になっていた踊り子のストーリーがあったからちょっとはスッキリしたけど、全体的に消化不良気味だな~。やっぱり次回作も読まないと解決されないのかな~。

2016/06/21

サキイカスルメ

このお話好きだなぁ。火を吹かない図書館ドラゴンリエッキと最も幸福な男ユカのお話。現在から始まり二人の過去を回想しつつ、二人と関わった人達の話も挟みながら、また現在の話に戻ってもくるという。夢中になるほど面白かったです。少し残酷だけれど優しくて魔法もあるファンタジー大好きだからかな。それにユカとリエッキの仲良しぶりがとても微笑ましくて、二人の旅をもっともっと読んでみたくなりました。お母さんの物語も踊り子と色の魔法使いの恋物語も素敵でしたね。現在のリエッキの悲しみにも救いがあるといいなぁ。続きも楽しみ!

2016/03/04

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