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ホスピス病棟の夏

ホスピス病棟の夏

ホスピス病棟の夏

作家
川村湊
出版社
田畑書店
発売日
2018-11-11
ISBN
9784803803549
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ホスピス病棟の夏 / 感想・レビュー

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ジュースの素

妻の乳がんのホスピス闘病記。夫は大学の教授であり、文芸評論家だけあってこうした記録を冷静な筆力で記してきた。乳がんと言えども全摘すればそれでいい訳はなく術後の状態が目を背けたくなるほど悲惨なのだ。 結局、摘出手術をしたのは良かったのか、悪かったのか。誰もが術後に望みを持つからこそゴーサインを出す訳だ。その夫も糖尿から来る腎不全で透析をする事に。教授ともあろう人がなぜ運転免許を取る段で落伍を何度もしたのか。運転が出来たら良かったのだが。死の迎え方をしみじみ考えた作品だった。

2019/07/03

ArenasR

まずは、今、著者が少しでもお元気になっていらっしゃることを祈ります。で、ここからはこの本の感想からは離れた話だが、知識人男性の、亡妻(もしくは亡き母)を恋うるの書、というのはほんま多いよなー、と思う。むろん人間関係は個々それぞれとは思うし、相手の存在が自分の存在意義になるというのも尊いこと(ここまで生きてきてそういう境地を想像すらできない自分はあかん)とも思うけど、なんかこう、まず自分の生を自分ひとりで確固として立ち上げる、そして他者によってそれが補強される、みたいなの、かっこよくない?とかさ。

2019/05/23

hiratax

末期の乳がんの妻を看取った筆者が生まれ故郷の北海道へ戻り人工透析を始める。川村湊の姿は「対抗言論」で目にしていたが週3の透析に加え、左足の指3本半も切断しているのは知らなかった。とりとめのない内容や、繰り返しの表現も多く、文章に締まりがない。「文芸評論家」の筆者ならば怒っていたような内容なんだが、これはそのまま出すことに意味があるのだろう。以前、新聞記者の人が書いた闘病記に「データばかりで文章も平易で感情的でない」みたいなネガティブな感想が寄せられており、職業や人生体験って文章にアウトプットされるなとも。

2020/05/12

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