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じゃあ、あんたが作ってみろよ(1) (ぶんか社コミックス)

じゃあ、あんたが作ってみろよ(1) (ぶんか社コミックス)

じゃあ、あんたが作ってみろよ(1) (ぶんか社コミックス)

作家
谷口菜津子
出版社
ぶんか社
発売日
2023-12-14
ISBN
9784821157204
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「じゃあ、あんたが作ってみろよ(1) (ぶんか社コミックス)」のおすすめレビュー

「めんつゆで料理をするなんて邪道で手抜き」? イケメンだが古風な価値観を持つ昭和男が「常識」を見つめ直す恋物語

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(谷口菜津子/ぶんか社)

「良し」とされる価値観は、時代と共に変わっていく。だが、自身の価値観をアップデートするのは簡単なことではない。自分にとっての「当たり前」が、古風な考えとして捉えられると人は驚いたり、傷ついたりする。

 もし、そんな悲しい気づきを得る日が来たら、自分をどう変えていけばいいのだろう。『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(谷口菜津子/ぶんか社)は、そんな自問自答を解決するヒントが得られる恋愛漫画だ。

 著者は、第26回手塚治虫文化賞で新生賞を受賞した実力派作家。本作はぶんか社が運営する電子コミック誌「comicタント」で連載中。ここでしか読めない描きおろし作を加え、書籍化された。

 主人公の海老原勝男には、交際6年目となる彼女がいる。同棲生活にも慣れ、そろそろ新しいステップに進みたい。そう思い、勝男はプロポーズをしたが、彼女・鮎美の返事はまさかのNO。それどころか、別れを告げられてしまった。

 想像していなかった状況に、勝男は困惑。ヤケになり、友人から誘われた合コンに参加するも、なぜか女性陣の反応は冷ややか…

2024/3/19

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じゃあ、あんたが作ってみろよ(1) (ぶんか社コミックス) / 感想・レビュー

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りらこ

今の時代、ここまで、は、いないと信じたいが、これに近いのはいるんじゃないか。だいたい筑前煮がうまく作れるとか、お袋の味の肉じゃがだとか(そういえばこの漫画に肉じゃが出てこない)、今そんなところじゃない。2人で共働きして、出汁を鰹節から毎朝とっていたら、倒れる。失って初めてわかって変わろうとするのは読み応えあり。そして彼女が自分に目覚めていくのも面白い。しかしながら自己犠牲が生き甲斐みたいな人もいるんだろうな(遠い目)。

2024/01/21

shio

新井見枝香さんのインスタで紹介されてた作品。表紙からして腹立たしい!自分では料理しない、男がするものとも思ってない、なのに品数や彩りを要求、手抜きは許さない、まだまだ昭和な勝男が鮎美にプロポーズからの撃沈!モテてた過去がウソのように合コンで全く相手にされず、同僚にも愛想をつかされる。なぜ?ここから、原因を探り反省し改善しようとするのが、面白いところ!😆幸せや人としての生き方を決めつけ、多様性を理解できない勝男は変われるのか?不思議キャラ鮎美の変化にも注目!

2024/02/26

カッパ

失ってからその大切さに気付く話だと思う。料理にケチつけられたらやる気失う。勝男が後輩のちからもかりてちゃんと変わってくのは良かった。

2024/02/10

みなみ

SNSの試し読みからKindle読み放題に行って一巻読了。彼女の料理にダメ出しするヤなやつが振られてザマア展開なのかと思ったら、彼は次第に変わっていく。振った女子は女子でモテに特化していたら、自分らしさというものを見出してしまったらしい。お互いに性別役割分業のレールに乗っていたのか。主人公の同僚がいい人たちで、ダメ出しするんだけど見守ってくれる。やさしい。つづきも楽しみだ。

2024/02/14

ごま麦茶

ブックカフェで出会った本。昭和男な価値観の勝男。完璧彼女・鮎美にプロポーズをしたところ、フラれてしまう。そこから、自分の今までを振り返り始めるお話。お味噌汁は出汁からしっかり取るとか、手抜きは邪道とか、耳が痛い…(笑)だからこそ、タイトルの言葉を返したくなります。勝男にちょっとモヤモヤしながら、でも変わっていこうとしているところに応援したくなります。鮎美とよりは戻せるのか…!?しかし、自分らしさに気づいて前に進む鮎美も応援したくなるので複雑な気持ち。自分の常識は相手の非常識かもと、見直させてくれる漫画。

2024/03/18

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