ひと粒のチョコレートに (福音館の単行本)
ひと粒のチョコレートに (福音館の単行本) / 感想・レビュー
☆よいこ
分類588。絵本ぽいけど読み聞かせには長い▽チョコレートは不思議な「油」約25度以下では固い結晶になるのに人の体温に近い温度で溶ける油はほかにない。チョコレートの歴史。ダークチョコレートからミルクチョコレートへ▽junaidaのイラストがいい。2023.10刊
2023/12/06
Willie the Wildcat
junaida氏の絵を拝見する機会があり、本著を手にしました。優しさと機知に富み、原作の示唆をふんだんに盛り込んだ描写。中でも『ミルクチョコレートの拡大図』は、宝性移管がありお気に入り。さて本題。論理面での油、温度、結晶、物理面での製造過程。カカオ生産地による味わいの差異、飲み物から食べ物への変遷、何と1.5万年!?そして表題の”ひと粒”への軌跡で〆。勉強になりますね。裏表紙裏で拝見した資料提供元情報も印象的。
2024/03/03
とよぽん
何と素敵な絵本! 眺めては読み、読んでは眺め、絵の隅々までじっくり見て味わう絵本だった。さすが、junaidaさん、読者の目をとりこにする。華麗で、しかもかわいいい絵本。これを読んで、チョコレートに対する意識が変わった。こんな歴史があったのかと。カカオという植物の特徴、それをいかにして最大限引き出すかの工夫と試行錯誤の繰り返し。ひと粒のチョコレートの美しさ美味しさを、そこに込められた先人の1万年に渡る労苦に思いを至らせながら楽しみたい。チョコレートはお菓子の王様!
2024/01/06
Cinejazz
〝甘さと苦みが口の中で混じり合い、とても良い香りがして、食べ始めたらやめられないチョコレ-ト。 その秘密をとく鍵は、カカオの不思議な性質にあります。その性質ゆえに、チョコレ-ト誕生までには長い歴史がありました・・・人類が熱帯でカカオに出会ってから、寒いヨーロッパでチョコレ-トを作り上げるまでには、一万年近い時間がかかっています・・・カカオの油を使って美味しいチョコレ-トを作りあげていった人々の工夫や努力、そこには科学と歴史がつまっています・・・〟ちょっとほろ苦い、チョコレ-トの歴史を紐解く絵本。🍫
2024/01/15
しおり
チョコレートがどんな物か、どんな歴史があるのかをわかりやすく教えてくれる絵本。作り方は複雑、その進化には長い年月がかかってます。とても奥が深い食べ物ですね。産地によって風味や香りが違うのかぁ、食べ比べてみたいものです。「ひと粒のチョコレートは、自然の持つ力と人の技術が合わさった、奇跡のような結晶です。」そのことを思いながら味わいたいわぁ、美味しいチョコレートを!😁
2023/12/19
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