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僕が愛したMEME(ミーム)たち いま必要なのは、人にエネルギーを与える物語(ミーム) (ダ・ヴィンチブックス)

僕が愛したMEME(ミーム)たち いま必要なのは、人にエネルギーを与える物語(ミーム) (ダ・ヴィンチブックス)

僕が愛したMEME(ミーム)たち いま必要なのは、人にエネルギーを与える物語(ミーム) (ダ・ヴィンチブックス)

作家
小島秀夫
出版社
メディアファクトリー
発売日
2013-02-28
ISBN
9784840151252
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僕が愛したMEME(ミーム)たち いま必要なのは、人にエネルギーを与える物語(ミーム) (ダ・ヴィンチブックス) / 感想・レビュー

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空箱零士

何かを伝えるということ。僕たちが何かしらの「物語」に触れる時、否が応でもその「物語性」を受容する。受け手の資質(GENE)や送り手の物語(MEME)によって質や量は異なれども、別に意識をするまでもなく全ての人類がそうやって次世代へと「物語」を紡いでいったのだろう。伊藤計劃が言うように、人物・事物に関係なく「それぞれに物語がある」のだ。その中にあって、小島監督程その事象そのものに視線を向け続ける創作者は恐らく稀有だろう。思えば「メタルギア」サーガは「スネーク」を巡る伝達の、その在り方を問う物語でなかったか。

2014/09/07

NICK

我々が小説、思想、映画、アニメetcといった文化に触れるとき、それに接する我々は必ず特定の歴史、特定の人生を歩んできた特定の受容者となる。「透明な読者」は実際には存在し得ない。そうした「特定の受容者」たる我々が小説や映画などを人に語ろうとすると、それは新たなかたちを持つことになる。小島監督がいうMEMEとはそうしたものだろう。小島監督の熱意のこもったレビュー(=再話)には感銘を受け、パーカー『初秋』やキューブリック『2001年宇宙の旅』に触れるきっかけとなった。MEMEはこのように受け継がれるのである。

2014/08/11

ひびキング

この中で紹介された全ての作品に興味を惹かれたわけではないですが読みたい本は少なからず増えました。私は著者の5歳下なのですが驚くほど世代的に重なってる印象です、と言ったら失礼かな。今度実家に帰ったら本棚のシャドー81を探さなきゃw それから私もバカボンで太陽の方向を覚えた子どもです(^_^;) 最終章、私のようなタイプの本読みには何故本を読むのか?本が好きなのか?という問に答を得ることができたように思いました。さぁ今日も本読むぞ!

2013/03/27

杉坂フェノメノン

メタルギアシリーズが大好きだったので、小島監督の書かれた本書を購入しました。私はここ最近ノンフィクションやビジネス本ばかり読んでいて、小説やSFを軽視していましたが、本書の「はじめに」に書かれていたこの言葉で目が覚めました。『ビジネス本や自己啓発書に期待するような即効性や実用性があるわけではない。しかし、その登場人物の言葉や行動の中に、どうにも行き詰った時に一歩前に進むための「何か」を発見できる。』確かにそうだ。私だってメタルギアシリーズのスネークの言葉に他大に影響された一人なのだから。

2015/04/29

T2y@

読書とは、物語に宿るMEME(ミーム)を受け取ること。 その受け取ったMEMEのバトンを伝え、繋ぐ事は、自らにMEMEの創作能力が無くとも、同等の価値を提供する可能性を持ち得る。 小島監督のゲーム(メタルギア)制作にかける情熱と信念の裏付けとしても読み取れる。

2013/04/24

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