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ドン・キホーテ 笑う! (ドン・キホーテのピアス19)

ドン・キホーテ 笑う! (ドン・キホーテのピアス19)

ドン・キホーテ 笑う! (ドン・キホーテのピアス19)

作家
鴻上尚史
中川いさみ
出版社
論創社
発売日
2020-07-01
ISBN
9784846019549
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ドン・キホーテ 笑う! (ドン・キホーテのピアス19) / 感想・レビュー

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西

鴻上さんに気付かされたことは多くて、今思うのは不寛容さが日本に広がっていること。そして自分自身、他者を受け入れるレベルが下がっているようにも思う。相手の立場、何か事情があるのではと思う気持ち。無論何でも受け入れるのは違うけど、自分の意見と異なる意見があって当たり前なことを忘れてはいけないと思う。物事に対して、いろんな見方ができる人でいられるようにしたいなと思う

2020/12/13

Yasutaka Nishimoto

このシリーズは、途中ヌケもあると思うがだいたい読んできたと思う。最近は分厚くなってきて、3年分が詰め込まれているとか。出版事情やいろいろあるのだろうけれど、出版社を変えながら、よく19冊目まできたのだと思う。今回は、エッセイというよりも日記風の文章が多い。若い頃、著者の文章を写すことで文体やらなにやら学んだものだが、少し書く方も読む方も年を重ねたのか、刺激が少なくなったのは寂しい。それでもおもしろいんだけど。誤植1カ所。できれば重版かかって直してもらえるのを期待。

2020/10/28

ぽー

2019~2020年のドンキ。twitterで鴻上さんの動向はチェックしている筈なのに「オールナイトニッポン」50周年記念番組を3カ月もやっていた事知らなかったりもあるけど、人生相談で人気出たり、コロナで炎上したり色々あったなあと。お父さんが亡くなった葬式の話は自分の父親の葬儀の時とかぶったり、アウシュビッツ行った時の話が「バンド・オブ・ブラザース」の”何のために戦う”の収容所の回をたまたま見てる時に読んだので胸が悼んだり、どんなに想像力があっても当事者にならないとわからない事もあるというのに首肯。

2020/09/23

marua

いつの間にかこのエッセイ掲載してる媒体版元からは単行本出してくんない&体裁もソフトカバーになっちょる…「ドン・キホーテ」に歴史あり、だなあ。でも言ってることはほんと、一貫して変わっていなくて長年と読者としてはほっとする部分もある。そう、作家の姿勢は変わっていないのに世の中とメディアの在り方が劇的に変わったから、作家を分類するラベルも変わってしまったというように見える。2019年の最後の一行「2020年も生き延びましょう!」の意味がこんなにより切実に迫る世の中になるとは思わなかったしね。

2020/11/15

ecuas

トピックは芝居の話題ばかりでなく、普段の生活に通じるエピソードが多く、また、そこから生まれる考察もいずれも一歩踏み込まれた内容で、聞けば納得だが自分では思いつけない適当なレベルになっているため、多くの人の視野を広げる一助になると思う。 アウシュビッツの、ドイツ人ではなくユダヤ人がユダヤ人を監視するシステムや、自分たちの正義を信じ粛々と理性的に行われた虐殺の話は、現代の同じ社会に暮らす人への自粛警察や、SNSでの誹謗中傷にも通じるようで、正義がたどり着いてしまった地獄は違った形でここにもあると感じた。

2020/10/05

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