名探偵ホームズとワトソン少年: 武田武彦翻訳セレクション (論創海外ミステリ)
名探偵ホームズとワトソン少年: 武田武彦翻訳セレクション (論創海外ミステリ) / 感想・レビュー
だるま
ドイルのホームズ物語をジュブナイル向けにリライトした物で、武田武彦氏が翻訳した作品の中から、ホームズ研究の第一人者である北原尚彦氏がセレクトしている。子供向けのホームズ物は、ポプラ社の山中峯太郎氏のシリーズが代表格で、あれは原作を相当アレンジしていて有名だが、この本はそのシリーズがマトモに思える程の妙訳で珍訳。大体250ページの分量の本に長編2作と短編2作が入っているのだから推して知るべしで、医師ワトソンも少年に設定を変えられていて巻頭作を除いて何も活躍していない。小説として一応成立している事だけが救い。
2023/09/23
必殺!パート仕事人
ワトソンを少年にしたパロディーかと思ったら、昔、少年少女向けに翻案されたものだそうです。山中峯太郎はポプラ社、武田武彦は偕成社でということのようです。なので、今では使ってはいけないような言葉も出てきます。
2023/09/27
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