叶わぬ恋の神さま (無双舎F文庫)
叶わぬ恋の神さま (無双舎F文庫) / 感想・レビュー
波多野七月
女のずるさや厭らしさ、男の弱さと身勝手さ。その毒と熱と匂いにあてられながら、夢中になって読み終えた。これが全く知られていないレーベルの作品である事に、溜め息が零れずにはいられない。「どこがいいのかわからない」という人もいるかもしれない。それでいい、むしろ、「それだからこそいい」と思えてくる。忘れられない相手と再会した、27歳の主人公。盗撮された姿を、AVに投稿された女。出産を控えた姉のそばで、小さな苛立ちを抱く女性。哀しみとくすぶるような熱、そして痛み。女性のための、恋愛連作短編集。
2014/09/14
ちょん
はじめて読む人でした♪何気ない連作ですが、どれも好きでした(*^^*)2話目の雰囲気はスゴく好きです、ドア蹴っ飛ばされるとこが何故かありありと想像できて、より好きです♪
2015/10/26
nanae
江國香織の現実版というか 江國さんに似たとこはあるんだけど、もうちょっと生々しい そういう生々しさはあんまりすきじゃないけど、なんか、きらいではないな。ああ、女の人が書いた文章だなってかんじ
あつこ
なんとなく手に取った本。予想以上に心地よく読めた。恋愛ってそういうものだよね-って納得しながらの読破。
2012/11/27
おば
地元の地名が出ていてつい、うれしくなってしまいました。読みやすかったです。
2012/11/06
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