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死にたがりの完全犯罪と部屋に降る七時前の雨 (TO文庫)

死にたがりの完全犯罪と部屋に降る七時前の雨 (TO文庫)

死にたがりの完全犯罪と部屋に降る七時前の雨 (TO文庫)

作家
山吹あやめ
世禕
出版社
TOブックス
発売日
2022-02-01
ISBN
9784866994185
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死にたがりの完全犯罪と部屋に降る七時前の雨 (TO文庫) / 感想・レビュー

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うまる

【マン読:雨2】スキル販売サイトで、軽いノリで探偵をやるのが今風で楽しい。けど全体的な雰囲気は鬱々してます。故郷や家への複雑な感情と、コロナ禍で抑圧された学生生活がリアルで、ほんと今の学生さんて大変だなぁと思いながら読みました。探偵をやる目的が変わっているし、2人の背景も独特で、どう決着するのかが結構気になります。単なる日常系短編で終わらない所が良かったと思います。タイムリミットが過ぎても、理系探偵は続いてほしいです。

2022/06/18

RIN

こんなにコロナ化の状況を透写した小説は初めて読んだ。時事ネタの入った秋元康の曲を2年後に聞く心境に近い。田舎の有力議員の息子である桂月也と町の相談役を兼ねた農家の息子・日下陽介。土地に縛られ血を厭う2人の、たった2年の現実逃避の物語。親殺しを企む月也を止める為に始めたお悩み相談サイトには、人間のエゴが日常の謎として舞い込む。悪意と善意に揺れる青年達は甘く苦い。可哀想な自分に酔うのは馬鹿がする事。どうせなら何もかも滅茶苦茶にして、ハワイにでも2人で逃げればいいと思う。笑って楽しく生きるなら、それこそが復讐。

2022/05/19

あゆ

コロナ禍の最初の頃を舞台にステイホーム中に依頼を受け解決する探偵業を始めた月也と陽介の元には様々な以来のメールが送られてくる。基本的に日常の謎なのですがメインの2人に事情があり読みやすさの中にほの暗い感じがただよっていました。

2022/10/08

まぁみ

本書を何故購入するに至ったのか…記憶になくて(苦笑)。書店でシリーズ三作目の存在を知り、慌てて読みました。物語のプロットは悪くないのでしょう。主人公二人の関係性や理系探偵の活躍はなかなか楽しめました。が、筆致?文体?から…状況が浮かばず…二人の発している言葉からも声が伝わって来ないまま読了でした。文字の印象が強すぎて、活字の引っかかりを最後まで拭うことが出来なかった。この言葉をこの文字を、使うぞって感じが伝わってきてしまい、少し違和感が。とは言え、病んだ二人のキャラは好きなので(笑)、次作に期待したい。

2023/04/23

彩灯尋

しっとりと落ち着いた雰囲気。「理系探偵」が解く日常の謎。届いたメールから真実を探る安楽椅子探偵。たまにどちらが話しているのかごっちゃになることはあったが、BLに近い友情ものが好きなので面白かった。どちらかというと負の感情が強めなキャラ、私は結構好き。

2023/04/30

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