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死にたがりの完全犯罪と祭りに舞う炎の雨 (TO文庫)

死にたがりの完全犯罪と祭りに舞う炎の雨 (TO文庫)

死にたがりの完全犯罪と祭りに舞う炎の雨 (TO文庫)

作家
山吹あやめ
世禕
出版社
TOブックス
発売日
2022-09-01
ISBN
9784866996561
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死にたがりの完全犯罪と祭りに舞う炎の雨 (TO文庫) / 感想・レビュー

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うまる

続編。帰省と過去の謎話で、前作より2人の背景がよくわかるし、関係性に深みが増してきて面白い。のらりくらりと理系探偵の話だけでも続けられる所、ちゃんと本筋を進めてくれたのが嬉しいです。個々の理系謎も良かったけど、短期間の金稼ぎをどうするのかが見どころでした。なるほど、そういう解決策があったとは。 最初からルートが決まってる家柄って大変ですね。誰からも一個人として見られないというのも辛い。フツーが一番としみじみ思いました。

2022/09/29

紅羽

コロナ禍を生きる不要不急の外出をせずに事件を解決する大学生二人のシリーズ2作目。今回はお盆の帰郷をきっかけに二人のルーツに迫る事に。そういえば七月下旬まで岩手県は感染者ゼロを保っていたんですよね。二人の絆?…もより強固になり、続きも期待したくなるシリーズになりました。

2022/10/12

アゲハ

家や親に縛られて生きてきた二人。確かに憎んでいるのに、それでもしがらみを捨てきれずにいる。高校までの狭いコミュニティの中で互いのことを理解できる人に出会えて、それが現在まで続いているのは唯一の救いだと思う。普段は相手の事情に踏み込みすぎないようにしつつも、結局は相手の手を離せない二人の、不器用だけれど人間らしい部分がたまらなく好きだ。

2022/11/07

なぎ

1冊目の時より更に濃密になっていく陽介と月也の関係、正に太陽と月のようにお互いの存在に寄り添 いながら支え合う2人が尊かった。陽介も月也も「家」という存在に縛られていて、だからこそ陽介が父親から出された無理難題に2人で挑んでクリアできたことも、月也が実の母の面影と邂逅できたエピソードがあったことも嬉しかった。自分の子供に将来を強制するような陽介や月也の親が毒親にしか見えなくて始終イラッとしたけど、それでも縁を切れない陽介の苦悩が切ない。陽介にも月也にも自分のやりたいことを見つけて2人で幸せになってほしい。

2022/09/11

仁木 碧

2作目。前作の、繋がっているようで簡単に切れてしまいそうな危うい関係の2人がこれからどうなるのか……気になり過ぎてページを捲る手が止まりませんでした。月也と陽介の関係がまた一層濃くなって嬉しいです。

2022/09/21

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