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ジェノサイドの丘〈上〉―ルワンダ虐殺の隠された真実

ジェノサイドの丘〈上〉―ルワンダ虐殺の隠された真実

ジェノサイドの丘〈上〉―ルワンダ虐殺の隠された真実

作家
フィリップ・ゴーレイヴィッチ
Philip Gourevitch
柳下毅一郎
出版社
WAVE出版
発売日
2003-06-01
ISBN
9784872901580
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ジェノサイドの丘〈上〉―ルワンダ虐殺の隠された真実 / 感想・レビュー

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koba

★★★☆☆

そのあとに続く

再読;対立は以前からありながらも、ほぼ民族融合状態だったルワンダ。宗主国から疑似科学でしかない優生学(民族の概念自体フィクションなのだが)を持ち込まれたことが、より憎悪を加速した面は否めない。昨日までの隣人、職場の同僚、エリート階層の人々にも溢れ出す暴力の波。ホテルに立て篭り、なんとか外国に救いを求めながらも梨のつぶて。シニックな言葉が響く。『ジェノサイドはチーズサンド』

2015/02/03

Quadrophenia

1994年、100万のルワンダ人が虐殺された。一度は統合され完全に区別するのは難しいとまでされた2つの民族、フツ族とツチ族「一つのルワンダ人」を、植民地支配に便利だからというだけの理由で区別し対立を引き起こしたのは紛れもなくヨーロッパ。虐殺を止めたのは反政府軍。国連は事なかれ主義の役立たずに終始し、それどころかフランス軍は政権、虐殺者側に加担し反政府軍と戦う始末。ヨーロッパ人にとってルワンダ人が殺されるのは仕方なくても、犬を殺すのは駄目らしい。笑えるね。

2016/01/16

wasabi

辛い辛い辛い。読み進めるのが辛い。この事実が「歴史」となってしまうのが辛い。「1994年のルワンダを、外の世界は崩壊国家がひきおこす混乱と無政府状態の典型だとみなしていた。事実は、ジェノサイドは秩序と独裁、数十年に及ぶ現代的な政治の理論化と教化、そして歴史的にも稀なほど厳密な管理社会の産物だったのだ」「全員が共犯ならば、共犯とは無意味な概念になる」

2013/09/14

kskkz

誤解を承知で言えばルワンダでの惨劇は本書が書かれる為に存在したのではないかと想起せずにいられないほどここに記された文章は素晴らしい。p.20のカナダ人老大佐と作者が続けて頭蓋骨を誤って踏みつけて割ってしまうシーンを読んだあとに全身を包む無力感が本書のすべてを物語っている。

2010/09/21

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