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紫の雲 (ナイトランド叢書3-4)

紫の雲 (ナイトランド叢書3-4)

紫の雲 (ナイトランド叢書3-4)

作家
M・P・シール
南條竹則
出版社
書苑新社
発売日
2018-12-12
ISBN
9784883753369
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紫の雲 (ナイトランド叢書3-4) / 感想・レビュー

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Kouro-hou

今回初翻訳の終末SF(1901)。翻訳の噂が出ては消えていた物件なので感謝です。舞台は1900年か、名誉と賞金をかけた北極点一番乗り争いに主人公アダムの姿も。本来探検隊の補欠だったのだが、主人公彼女が正隊員を毒殺。「私の為に行け」とけしかけられる不穏案件。案の定北極点で大変な事になり、「紫の雲」に覆われて人類絶滅した世界を生存者を探してまわるというお話。世界の惨状たるや行単位で死体ゴロゴロの勢いで、主人公の行動も段々常軌を逸してきます。百頁以上世界死体巡り&廃墟紀行だしな! その後の展開は賛否分かれそう?

2018/12/15

ふるい

ふぅ…サクッと読めるかなと思ったらなかなかにボリューミーでした笑 主人公が北極に行って戻ってきたら俺以外人類滅亡状態で、そこから世界中まわって火つけるくだりが長くて長くて…(こういうの好きな人は好きだと思います)。レダが出てきてからやっと物語が動き出した感じ。彼女をただの白痴美的に描かないのは好感がもてる。全体的にはけっこう満足。

2019/03/13

gibbelin

大傑作!死体が起き上がったり襲ってこなくても、ゾンビ物の正統は失われない。 インフラ(を維持する人)が壊滅した世界で汽車や船や自動車 を駆使する主人公が少年漫画的に見えたり、「可愛い売春婦のように(130p)」なんて比喩 が読めてしまう自分にドキリとすることもできる。 美少女が登場してから死体の活躍が減るので、そこのところは残念ではあるにせよ、ドワーフの王様のような格好をしていた主人公が、俺ってイギリス紳士に戻ったんと違う?みたいなあたりとか、楽しくて楽しくて。。

2019/01/25

Nyankov

謎の紫の雲に覆われて地球上の動物が死に絶えた世界にたった一人残された男の終末紀行。書かれたのはたぶん前世紀末、廃墟と死体が溢れる世界が世紀終盤に想像されるのはいつでも同じなのか。死の世界を彷徨う孤独感と静謐なある種の美しさは秀逸。 でも終盤の特定嗜好層が妄想しそうな桃源郷展開は正直ゲンナリ。屍体の腐臭は謎の雲の効果?で桃のような香りになる?...というところも歪んだ「桃源」郷ぽい。発表当時ラヴクラフトが後半の浪漫展開を酷評したそうだが、心底同意する。

2018/12/22

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