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怪人無礼講ララバイ

怪人無礼講ララバイ

怪人無礼講ララバイ

作家
根本敬
出版社
青林工藝舎
発売日
1999-04-01
ISBN
9784883790272
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怪人無礼講ララバイ / 感想・レビュー

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酷い話なのに、読後には嫌悪感かなく、むしろしみじみした。徹底した描きかただからなのかもしれない。容赦ないところが。

2016/01/23

乙郎さん

収録作「タケオの世界」は運命に翻弄されつつもそれを乗り越えるための生命力に溢れた漫画だ。タケオは出自によって差別され、ろくでなしの父親を持ちながらも学友の花代と分かり合うも再び父親によって引き裂かれ、それでも自らの力で運命を切り開き、家族やお世話になったオカマの死を乗り越え花代と再開する。素晴らしい人間讃歌だ。ただひとつ違うのは、主人公のタケオが精子だということ。

2009/04/06

あなた

高校のころのわたしの問題は根本敬を本棚のどこに置くかということだった。みえるところもだめだが、みえないところにおけば不自然だ。けっきょく、わたしはガンダムのプラモデルの箱のなかにいれていた。よくとりだしては読んでいたのでわたしが上京する頃には箱はぼろぼろになっていた。

2009/07/12

noname

安易に人に薦めることはできない。絵はぐちゃぐちゃで下手糞、登場人物も繰り広げられる出来事の数々もエロとグロのきわみともいうべきものばかりで、およそ汚いものしか出てこない。だが、そんなとっつきにくい印象に惑わされて評価を下してしまうならば、ちょっともったいない気もする。本書の根底に流れるものは、紛れもないヒューマニズムなのだから。

2009/05/07

yom

本質的なエログロナンセンス。露悪的だが、身も蓋もないほど人間の生命力に満ちている。

2022/12/13

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