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デザインの原形 新装版

デザインの原形 新装版

デザインの原形 新装版

作家
日本デザインコミッティー
深澤直人
佐藤卓
原研哉
出版社
六耀社
発売日
2004-09-01
ISBN
9784897375021
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デザインの原形 新装版 / 感想・レビュー

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nbhd

プロダクトデザイナー深澤直人さんの考え方に、うっとりして、ますます感化されている。極端にいえば、デザインの究極はデザイナーの消滅だ。深澤さんはデザインの原形を次のように定義する。「原形は作者が探し出した必然である。それが必然であることは、そのものが長い年月で生かされ、生活に溶け込んできたことで実証される。それらはまるで、急な登山道で誰もが無意識につかまってしまう木の枝や岩の角のような、なるべくして成った存在である。」「(原形は)誰もが知っているような気がしていたけれど知らなかった、というもの」。うっとり。

2017/05/08

tuppo

欲しくなるものの宝庫。椅子はいい。椅子はいいなあ

2022/08/19

haji

▼普遍性を持つ、まさに「原形」のようなデザインがある。しかしそれをアノニマスなもの(マルタン・マルジェラが引用元にしそうなもの)に求めるのではなく、意図して/計画してデザインするということがクリエイティブ/生産的。▼意欲的なデザイナーは「欲望のエデュケーション」、つまりデザイン教育に行き着く、という話が面白かった。▼「先端技術は生活に根付いてからでないとデザインする必然性がない」という話が、深澤直人の『デザインの輪郭』で学んだ「環境(人やものとの関わり合い)から形を導きだす」という話につながって目から鱗。

2011/12/22

doji

すごく深澤直人的だなあというか、アフォーダンスであったりとか「デザインの生態学」で語られていたことであったりとか、そういった考え方からセレクトされていて、どれも本人が語るように普遍の中にある不変のもの、という感覚的ではあるのだけれど真理のようなものをデザインを通してみようとしている。けっこうこの感じは独特だなあとあらためておもった。あと、腕時計であったり灰皿であったり、やっぱりそこはかとなく男性的な原理がここで語られている時代のデザインにはあるとおもう。

2019/03/25

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