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新版 近藤聡乃エッセイ集 不思議というには地味な話

新版 近藤聡乃エッセイ集 不思議というには地味な話

新版 近藤聡乃エッセイ集 不思議というには地味な話

作家
近藤聡乃
出版社
ナナロク社
発売日
2019-01-19
ISBN
9784904292860
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新版 近藤聡乃エッセイ集 不思議というには地味な話 / 感想・レビュー

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アキ

ニューヨークに住むマンガ家のエッセイ集。MOMAやメトロポリタン美術館などニューヨークにはたくさんの美術館があるが、著者の一番のおすすめは、マンハッタンから1時間ちょっとのところにあるDia: Beaconという美術館だそうです。素敵なところとありますが、美術館への坂道で巨大なミミズのことばかり書かれていて、どんな美術館かについては一言もありませんでした。2012年に書かれたエッセイなので、今でもあるかどうかはわかりませんが、余計興味がそそられます。死ぬまでに一度はニューヨークで美術館三昧してみたいです。

2023/04/22

水色系

不思議な、奇妙な、シュールな。そういう夢を見たあとみたいな読後感。感じ方とか発想が芸術家だなと思った。体調が悪いときに視界がドットやモノトーンになるという件。

2022/05/15

チェアー

白いシーツに、言葉がぱらぱらと降ってくるような感じ。「A子さんの恋人」を読んだときも、イメージは白だったが、文章を読んでもやっぱり白。地味に、でも不思議なことが周りで起こる。それって、わたしたちの周りでも起きてるけど、自分が気が付かないだけなのかも。それに気づき、なんとなく放置したり、ずっと心にとどめておいたり。そんな蓄積で、この人はできているんだな。

2019/05/28

チワ

アメリカに住む漫画家(アーティスト)さんの視点で綴られたエッセイ。 ほのぼのとした気持ちで読み進めていたが、最後の漫画で急に怖くなった。自分でおわりという巨大な穴、意識の奥底にある穴。そこにぶち当たって落ちていけば一巻の終わりなのだろうから、見えないように落ちないように進んでいくのだろう。

2022/02/16

あんこ

高野文子作品が好きな人には是非おすすめしたい近藤聡乃作品。こちらはエッセイですが、文章でもあのゆらゆらしたなんとも言い難い感覚、なんとなく余白を読んでいる気分を味わえました。ぼんやりと読んでいたら終わりのページがきて、なんだか長い夢から覚めた気分です。

2019/08/08

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