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不老不死: 仙人の誕生と神仙術 (志学社選書, 003)

不老不死: 仙人の誕生と神仙術 (志学社選書, 003)

不老不死: 仙人の誕生と神仙術 (志学社選書, 003)

作家
大形徹
出版社
志学社
発売日
2021-02-22
ISBN
9784909868022
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不老不死: 仙人の誕生と神仙術 (志学社選書, 003) / 感想・レビュー

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さとうしん

『抱朴子』『列仙伝』などの伝世文献だけではなく馬王堆漢墓帛書なども駆使しつつ解説。読みどころは丹薬、導引、房中術などについて解説した第4・5章。丹砂の服用が血を飲むことの代用ではないかとか、『論語』の老彭から老子・彭祖が分かれ出たのではないかという議論が面白い。仙人・神仙術に関するわかりやすい入門書となっている。

2021/02/16

電羊齋

中国における神仙術・不老不死思想の発生と展開を概説。肉体を維持することへのこだわり、仙人の誕生と神仙術の起こり、不老不死を求める皇帝、仙薬、房中術、「気」による長寿法など盛りだくさんな内容をコンパクトにまとめている。特に『論語』に現れる「老彭」から老子さらに彭祖が枝分かれしたのではないかという仮説、また元々老子が持っていた房中術的要素が彭祖に継承されるプロセスが示されている所が面白かった。

2021/02/27

toiwata

人間は奇怪なことを考える生き物であることが如実にわかる。 そして、古今東西を問わず、詭言詭説を以って、豺狼のふるまいに及ぶ方士のような者に事欠かないのだ。

2021/05/24

晩鳥

中国人の考える死後の世界からはじまり、仙人とは何か、中国皇帝がいかに不老不死を求めたか、仙薬と気についてなど。不老不死になるために何故水銀など金属、鉱物を摂取するのか分かり面白かった。不老不死とまでいかなくとも健康で長生きはしたい。

2021/07/31

Go Extreme

死は再生のはじまり:肉体へのこだわり 考を鬼神に致す 不孝に三あり 仕事の世界への出発点 人間の塩辛 肉刑の深層意識 首狩り 仙とは何か:肉体をもった仙人 死ななくとも仙人になれる 仙人になる骨相 善行をつんで仙人に 形解 狂奔する皇帝たち:海中の三海山 海神 真人は踵で息 焚書坑儒 老いをいかんせん 妻子を捨てるのは簡単 カマドの神をまつる 巨人と老人 不老不死の仙薬:食物と気 仙薬の誕生 アマルガム 神聖視された赤色 気の長寿法:流水は腐らず 獣の姿をまねる 導引が寿命をのばす 気を食す 胎児の呼吸

2021/04/22

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