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サンドマン 4 (DC COMICS VERTIGO)

サンドマン 4 (DC COMICS VERTIGO)

サンドマン 4 (DC COMICS VERTIGO)

作家
ニール・ゲイマン
Neil Gaiman
柳下毅一郎
出版社
インターブックス
発売日
1998-11-01
ISBN
9784924914094
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サンドマン 4 (DC COMICS VERTIGO) / 感想・レビュー

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内島菫

時代ごとに夢の渦となる人間が生まれ、そのときだけは夢の支配権が夢の王から夢の渦へ移り、夢の渦はすべての人の間にある夢の壁を破壊して世界を破滅においやることになる、という仕組みが面白い。しかも、夢の王の弟であるディザイア(欲望)が、夢の王の不在の間に本来の夢の渦をずらして発生させているのも、終わりなき者と死すべき者たちとの間に奥行きをだすことになり読みごたえがある。夢の王やディザイアのような終わりなき者と死すべき者=人間との関係は、もちろん夢の王の言うとおり、人間がいるからこそ夢や欲望が存在するのだが、

2020/09/13

fap

想定外の事態にもきっちり対応する王様。 裏で糸を引いていた人物は欲望だったが、役割分担はどうなっているのかな。 夢の王も欲望を持って生きているように見えたし。 大きく事態が動いたようにも見えるし、夢の中の一幕で終わったような気もする。 「私は場所だ」

2020/12/05

ピリカ・ラザンギ

四章は不死にした男と100年に一回会う話。人生の浮き沈みと死ぬものとの友情。ドリームが丸くなった/五章六章はローズ周りの話の完結。ローズが泊まったホテルでの大会はシリアル業者じゃなくてシリアルキラーの集まりだった。様々なシリアルキラーの主張が面白い。最後渦動としてユニティが死ぬコマが1巻の初めにユニティが眠り続けるコマ割りと対をなしてて、話数が遠い話まで巻き込む演出がすごい。一巻でユニティが妊娠したという話が既にディザイアが絡んでいたし、前章にいくつネタが仕込んであるのかと思った。世界がますます複雑に絡む

2018/06/02

アン・シャーリー

「世界は暗い井戸の水面に浮かんだクソみたいにあやふやで不確かだ 井戸はどこまでも底なしに深くその底には考えたくもないようなものが潜んでいる それだけじゃない あたしたちはただの人形だ 本当は何が起こっているかは知らないまま自分で自分の人生を把握しているつもりで自己満足に浸っている 紙一枚向こうでは長いこと考えてると少気を失いそうなくらい恐ろしいものがあたしたちを弄び部屋から部屋へと引っ張りまわし 夜になって疲れたり飽きたりしたら放りだしておしまいなのだ」

2014/01/29

くさてる

死なない男とドリームの途切れない待ち合わせ「運のいい男」。はい、萌えましたとも!あの展開でまさかのツンデレなんて卑怯だドリーム。さらに、コンヴェンションの内容が明らかになるにつれて面白さが増していく「蒐集家」そしてその後の章は、この長編の一区切りになるエピソードの展開がダイナミックで夢中になって読みました。面白かった!

2012/03/23

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