今、絵本ナビユーザーに最も人気のある絵本は? 人気作品30冊ご紹介!(2023年7月認定)【プラチナブック】

文芸・カルチャー

公開日:2023/7/27

11位~20位

11位 『おおきなかぶ ロシアの昔話』

おおきなかぶ ロシアの昔話

再話:A・トルストイ 訳:内田 莉莎子 画:佐藤 忠良

みどころ

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おじいさんが植えたカブは、それはそれは立派なかぶが育ちます。ところが、とてつもなく大きなかぶは、おじいさんが抜こうとしてもびくともしないのです。そこで、おじいさんはおばあさんを呼んできて、一緒に抜こうとします。
「うんとこしょ どっこいしょ」
ところが、かぶは抜けません。
今度は、おばあさんが孫を呼んできて、三人で一緒に抜こうとします。
「うんとこしょ どっこいしょ」
ところが、かぶは抜けません。
そこで、孫は犬を呼び、犬は猫を呼び、とうとうねずみを呼んできますが…。

12位 『くっついた』

くっついた

作:三浦 太郎

みどころ

きんぎょさんと きんぎょさんが……「くっついた」。あひるさんも、ぞうさんも、おさるさんだって。くちばしや、お鼻、おててを近づけて…「くっついた」!

このシンプルなくり返しを見ているだけで、こんなにも幸せな気持ちになってしまうのはどうしてなのでしょう。すると、おかあさんとわたし。更におとうさんも加わって…「くっついた」!!きっと、くっつく喜びをあかちゃんも家族もみんな知っているからでしょうね。赤ちゃん絵本の定番として大人気の一冊です。

13位 『がたん ごとん がたん ごとん』

がたん ごとん がたん ごとん

作:安西 水丸

みどころ

がたんごとん、がたんごとん、きしゃがやってきます。
「のせてくださーい」
声をかけたのはミルクの哺乳瓶。きしゃは、ちょっぴりうれしそうな顔でミルクをのせてはこびます。

がたんごとん、がたんごとん、やってきたのは赤いカップとスプーン。
「のせてくださーい」。

登場するのは、赤ちゃんになじみのあるものばかり。くりかえしも楽しい、赤ちゃんに大人気ののりもの絵本です。

14位 『わたしのワンピース』

わたしのワンピース

作:西巻 茅子

みどころ

空から落ちてきたのは、真っ白なきれ。

「ミシン カタカタ
わたしの ワンピースを つくろうっと
ミシン カタカタ ミシン カタカタ」

目がさめるような色づかいと、ふんわりしてリズミカルな言葉が、あっというまに子どもの心をとらえます。
「ラララン ロロロン わたしににあうかしら」
お花畑をとおればまっしろなワンピースが花もようへ、雨がふってくればみずたまもようへ。それだけではありません。草の実もようになった実を小鳥が食べにきて、小鳥もようのワンピースは空を飛んだりするんです。まるで夢のような「わたしのワンピース」!

15位 『てぶくろ』

てぶくろ

作:(ウクライナ民話) 絵:エウゲーニー・M・ラチョフ 訳:内田 莉莎子

みどころ

最初に見つけたのは小さなねずみ。彼女は中にもぐり込み、言うのです。

「ここで くらすことに するわ」

確かに、ねずみが暮らすのにはいい大きさ。居心地も良さそうです。そこへやって来たのは、かえるさん。中に入りたいと言います。手袋の中にはねずみとかえるの二ひき。確かにこれも悪くない。ところが今度はうさぎがやってきて、言うのです。「ぼくも いれてよ」あっという間に三びきです。大丈夫かしら…。これで終わることなく、さらにやってきたのはきつねです。さらにさらに、おおかみも、いのししも、しまいには驚くほど大きいあの動物まで! いったい、そんなことって可能なの!?

16位 『まどから おくりもの』

まどから おくりもの

作:五味 太郎

みどころ

サンタクロースが空からやってきましたよ。これから、みんなの家をまわって、窓から贈り物を配るみたい。部屋をのぞいてみると、みんなぐっすり眠っています。目が覚めたら喜ぶよね、きっと!

……ところが。慌てもののサンタクロースは間違ってばかり。けれど、子どもたちはその間違え方に夢中になってしまうのです。しかけが楽しい、毎年大人気のクリスマス絵本です。

17位 『どうぞのいす』

どうぞのいす

作:香山 美子 絵:柿本 幸造

みどころ

うさぎさんは自分で作ったいすを、野原の木の下に「どうぞのいす」と書いた立て札と一緒に置いていきます。最初に通りかかったろばさんは、なんて親切ないすだろう、せっかくだから……と、自分は木の下にすわりこみ、持っていたかごをいすの上に置いたまま、お昼寝をしてしまいます。次に通りかかったのは、くまさん。「どうぞならば」とどんぐりを食べ、次にくる人のために……。

18位 『ぐるんぱのようちえん』

ぐるんぱのようちえん

作:西内 ミナミ 絵:堀内 誠一

みどころ

ずっとひとりぼっちでさみしく暮らしてきた、ぞうのぐるんぱ。ある日、はたらきに出ることになります。ところが……。

失敗を繰り返しながらも前に進む健気ななぐるんぱ。その先でしっかりと自分の仕事を見つけるぐるんぱ。絵本を開くたびに出会うぐるんぱは、大人になった今でも、私にとって「ともだち」であり、「あこがれ」なのです。

19位 『くだもの』

くだもの

作:平山 和子

みどころ

ページをめくるとまずどーんと丸ごとの緑のスイカ。さらにめくると、カットされた真っ赤なスイカが「さあ どうぞ」と差し出されます。どれもみずみずしくて本当においしそう。その果物たちが、今度は皮がむかれて食べやすくカットされて迫ってくるわけですから、あかちゃんは、きっとその絵の迫力に釘付けになるでしょう。そして、ママの声によって語りかけられる「さあ どうぞ」の言葉に思わず手が出るのです。絵本の世界に入り込む楽しみって、こういうことなのかもしれませんね。

20位 『からすのパンやさん』

からすのパンやさん

作:かこ さとし

みどころ

いずみがもりの木の上にあるお店「からすのパンやさん」に四羽のあかちゃんが生まれました。オモチちゃん、レモンちゃん、リンゴちゃん、チョコちゃん。お父さんとお母さんは、優しく大事に育てました。でも、彼らのおうちはパンやさん。とにかく忙しいのです。そのうち。

一家総出で作ったのは、変わった形のパンばかり。かにパン、うさぎパン、パンダパンにはじまり、バイオリンパン、テレビパン、じどうしゃパンまで、何と80種類以上!香ばしいにおいが森いっぱいに広がり、パンやさんは…大フィーバーです!!

21位~30位

21位 『どんどこ ももんちゃん』

どんどこ ももんちゃん

作:とよた かずひこ

22位 『ぴょーん』

ぴょーん

作:まつおか たつひで

23位 『ボードブック はらぺこあおむし』

ボードブック はらぺこあおむし

作:エリック・カール 訳:もり ひさし

24位 『パパ、お月さまとって!』

パパ、お月さまとって!

作:エリック・カール 訳:もり ひさし

25位 『おたすけこびと』

おたすけこびと

文:なかがわ ちひろ 絵:コヨセ・ジュンジ

26位 『あおくんときいろちゃん』

あおくんときいろちゃん

作:レオ・レオーニ 訳:藤田 圭雄

27位 『うたえほん』

うたえほん

絵:つちだ よしはる

28位 『なにをたべてきたの?』

なにをたべてきたの?

文:岸田 衿子 絵:長野 博一

29位 『そらまめくんのベッド』

そらまめくんのベッド

作・絵:なかや みわ

30位 『よるくま』

よるくま

作:酒井 駒子

いかがでしたでしょうか。それぞれの作品のページには、たくさんの「読者の声」も掲載されています。まだ読んでことのない絵本や、気になった絵本があれば、合わせてのぞいてみてくださいね。もちろん購入もできます!

磯崎 園子(いそざき そのこ)

絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。

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