金城一紀ロングインタビュー 2001年11月号

インタビューロングバージョン

2001/11/1

『GO』で直木賞を受賞した金城一紀さんの2冊目の単行本
『レヴォリューションNo.3』が先月末発刊された。
本書は、同名の小説現代新人賞受賞作を含む連作短編集である。
今回のインタビューでは、新刊『レヴォリューションNo.3』の話を中心に、
作家前夜、自伝的小説『GO』、在日文学……などについても話をうかがった。

 

『レヴォリューションNo.3』
講談社 1180円

新宿区の中で唯一のオチコボレ男子高に通う僕らは、脳死状態の偏差値と殺しても死にそうにないという生命力の強さから『ゾンビ』と呼ばれていた。生物教師のドクター・モローに「世界を変えてみたくはないか」とそそのかされた僕らは、勉強の得意な女子の遺伝子を獲得すべく『ザ・ゾンビーズ』を結成、良家の子女が通う『聖和女学院』の学園祭への潜入作戦を試みるが……。

 

『GO』
講談社 1400円

僕は都内の男子高に通う在日韓国人。中学は民族学校に通っていたが、オヤジがハワイに誘惑されて韓国籍に転んだのを機に、自分も多い広い世界がみたくなって国籍を変えた。高校では在日であることがばれているので、喧嘩相手には事欠かない。現在24連勝中。元ボクサーのオヤジが仕込んでくれたおかげだ。ほかの生活は今ひとつな毎日だったが、友人の加藤の誕生パーティにいった僕は、そこで出会っためちゃくちゃ可愛い女の子と突然恋に落ちてしまったのだ。