地元愛強し!! 第1回 突撃あなたの街のヲタMAP【鹿児島編】

アニメ部

2013/12/30

 こんちゃごわす(こんにちは)! 日本全国のアニメファンの事情をゆる〜く調査する「突撃あなたの街のヲタMAP」。今回は九州の鹿児島市へ足を運んだ。 本州最南端の二次元愛好家はどんな生態であろう?

 鹿児島といえば、薩摩隼人、薩摩おごじょの地元。一本気で情に熱い、そして何事にもどっしりと向き合う実直な人柄。また、薩摩おごじょとは、男性を立てるのが上手で心が広く優しい女性が多いとか。
 男女ともに流行を追いかけるというよりも、マイペースに自分の好きなものと向き合っているのでは……。

 さっそく、鹿児島のヲタク事情を確かめるべく、まずは薩摩の美人に会ってみよう!と、地元のメイド喫茶を訪れることに。

 そいじゃ行くでごわす(それでは行ってきます)!


■薩摩おごじょに会えるメイド喫茶

 ヨーロッパのお屋敷のような内装に、丈の長いスカートのメイドさん。クラシックスタイルの「フェリス カフェ」は、鹿児島市内唯一のメイド喫茶。国道3号線沿いに、2012年にオープンした。


 ゆったりと食事や喫茶を楽しめる落ち着いた雰囲気。メイドさんたちも“萌え”というよりも、丁寧な接客スタイルだ。
 こちらには、どのような方が足を運ばれるのだろうか。


「アニメやゲーム好きの方をはじめ、ロリータ愛好家・ニコ動ファンなど、鹿児島のサブカル好きの方のサロンとなっています」とは、メイドのきぃちゃん。彼女は、目鼻立ちパッチリ、ゆったりとしつつも手元は忙しく動き、ひとりひとりのお客さんにじっくりと向き合う接客。見た目だけではなく、気立ても良い、まさに「薩摩おごじょ」の美人さんだ。

 鹿児島のサブカルファンには、県民性というか地域性のような特徴はあるのだろうか?
「そうですね、奥手といいますか、控えめな方が多いです。でも、カウンターもテーブル席もあるので、お好きなところでマイペースに楽しんでいって欲しいです。もちろんメイドにはお気軽に話しかけてくださいね」(同、きぃちゃん)

 男女比は、8:2で男性が多い。家族連れや仕事帰りの常連さんなど、幅広い層が愛用しているようだ。こちらでは5名のメイドさんがローテーションでお給仕。
「おすすめは、オムライス(1,000円)です。メイド同士がレシピや焼き加減をアレンジして、腕を競っています。また日替わりのメニューもあるので、定食屋感覚でいらしていただきたいですね」(同)

 毎日通っても優しく出迎えてくれる。そんなアットホームなメイドカフェへぜひ足を踏み入れてもらいたい!


きぃちゃん。身長154cm。笑顔での接客がとってもステキ。好きな作品は『鋼の錬金術師』『ワンピース』など

<Feliz Café(フェリス カフェ)>
鹿児島県鹿児島市新照院町24-9
水曜定休
オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/feliz-cafe/


■女子の牙城でご当地○○に遭遇!

 続いて向かったのは、鹿児島市の繁華街「天文館」エリアへ。こちらにはあるのは、「アニメイト鹿児島」。さて、どんな特徴があるのか……。

「当店では、圧倒的に女性の方が多いです。メイン層は中高生。そのため『黒子のバスケ』『黒執事』などのグッズが人気です」とは、同店スタッフ。

 鹿児島では、深夜枠のアニメ放送が少なく、メジャーな作品がストレートに人気を集めるという。店内は全国のアニメイトと同じように、書籍をはじめステーショナリー、フィギアなど、アニメグッズがところ狭しと並んである。

 ふと、スタッフさんのエプロンを見ると、見慣れない缶バッジが。これはなんだろう?


「九州の擬人化キャラ『急襲戦隊ダンジジャー』です。7人の隊員のうち、ダンジパープルは、鹿児島孝紫(かごしまこうじ)といって、鹿児島県をイメージしたキャラクターです。当店でも、ダンジジャーの特設コーナーを設けています」(10月末現在)


 なんとローカルヒーローだけでは飽き足らず、ローカル擬人化キャラまで誕生していたのだ。九州地方は二次元に寛大だ!  このダンジパープルこと、鹿児島孝紫をはじめ、7隊員のグッズは、ステーショナリー、公式キャラクターガイドブック、そしてお菓子と幅広く商品展開されている。  これらはご当地グッズとして、重宝されること間違いなし! ヲタ友へのお土産はアニメイトで購入されたし!
<アニメイト鹿児島>
鹿児島県鹿児島市東千石町13-3 VISION BILD 3F
Twitter「アニメイト九州南・沖縄」
https://twitter.com/animatenankyu


■店長のセンスが光るセレクトショップ

 薩摩おごじょのトレンド発信地の次は、薩摩隼人のたまり場へ。冒頭のフェリス カフェでのヒアリングによると、鹿児島サブカルファンは、こちらに足繁く通っているのだとか。

こちらも同じく天文館エリアにあるお店「POCKET-帝国-EMPIRE」。フィギア・玩具・同人グッズを取り扱うお店である。こちらは、店長さんと、スタッフのあすむちゃんの目利きによるセレクトショップ。眺めているだけでも飽きないバラエティに富む品揃えだ。


この日は、『進撃の巨人』ミカサのコスをした、あすむちゃんがお店をご案内

「うちの店は、小規模店なので、お客様とのコミュニケーションを重視しています。店内でイベントを開催したり、またコスプレスタッフが接客したりと、話しやすい雰囲気を心がけています」(店長さん)

 訪れる客層は中学生から30代まで。男性客が多いものの幅広い層が訪れているという。まさに鹿児島のサブカル情報の発信基地!
 そこで、今年1年、同店で人気タイトルを教えて貰った。

■POCKETが独断で選ぶ!
2013年鹿児島の人気タイトルベスト5

第5位 ジョジョの奇妙な冒険
 昨年に引き続き「ジョジョ」イヤーだった今年。現役中学生から連載当時を知る中年層まで取り込む人気だ。イチオシ商品は、「超像Art 石仮面」(18,900円)



第4位 ワンピース
 国民的人気作品はここ鹿児島でも、安定の支持率。人気のグッズはP.O.Pシリーズ。写真は「P.O.P ロロノア・ゾロ」(7,800円)



第3位 ダンガンロンパ
 ゲームの世界観がそのままアニメに踏襲され、新規ファンも獲得した作品。リアルタイム放送でドキドキハラハラ感を味わったとか。「ねんどろいど モノクマ」(3,000円)



第2位 魔法少女まどか☆マギカ
 劇場版の公開を待ちきれず、グッズ開拓に走るファン多し! 薩摩隼人にとって、芯は強いけどふんわりキャラのまどかは、理想的な女性像か? 「ぺたん娘 まどか☆マギカ スペシャルパッケージ(キュゥべえ付)」(13,125円)



第1位 VOCALOIDシリーズ
 鹿児島県民はとにかくボカロ好き! 小学生でもグッズを買いに来るほどです。実は隠れボカロPも多いんだとか。 今の売れ筋はミクダヨー。「1/8 ミクダヨー」



 全国的な人気と連動しているとはいえ、ちょっと意外だったのは『ダンガンロンバ』。今年前半の話題をさらった『進撃の巨人』を差し置いて、上位にランクするとは驚きである。
「ほかにも、聖地のお膝元ということで『Robotics;Notes』、『艦これ』も推していきたいですね。夜10時まで営業してますので、仕事帰りにもお立ち寄りください」(同)

<POCKET-帝国-EMPIRE>
鹿児島県鹿児島市東千石町14-15
公式Twitterアカウント
https://twitter.com/pocket_empire


 意外なタイトルがランキング入りした鹿児島。しかしも、九州擬人化戦隊の他にも、ご当地ボカロが2つも作られているという。鹿児島県民は地元愛強し! 二次元愛好家にもその個性が感じられた。

 同編集部では、今後も地方都市のヲタスポットを特集予定! ひょっこりと皆さんの地元に訪れるかもしれない。 次回更新をお楽しみに!

 「ほんならなぁ、またなぁ!(さようなら)」

(取材・文=武藤徉子)