「花守ゆみり」声優インタビュー&撮り下ろしグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2015/2/20

花守ゆみり

これからの活躍が期待される声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第52回となる今回は、TVアニメ「えとたま」のウリたん役、「ローリング☆ガールズ」の御園千綾役などを演じる花守ゆみりさんです。

――事務所のサイトで公開されている写真を拝見しましたが、ずいぶん髪が伸びましたね。

花守:いつの間にか、伸びてました(笑)。学校の行事にあわせて一度短くしたんですけど、やっぱり長いほうがいろいろアレンジできるので。切る前は腰くらいまであったんですよ。だから、切って髪がなくなったら、寂しくなっちゃって(笑)。

――学校の行事とは?

花守:体育祭の応援団で。テニス部に入っていたんですけど、先輩たちと一緒に応援団に入ることになったんです。

――現役高校生ですよね。写真を撮られたりするのは慣れていたりしますか?

花守:それが、苦手なんです…。友達はみんな上手なんですけど、私はヘン顔の達人って言われていて(笑)。狙ってるわけじゃないんですけど、なぜかヘン顔になるんです(笑)。


――(笑)。ゆみりさんっていうお名前、珍しいですよね。ニックネームは?

花守:特に決まったものはないんですけど…“ゆみりん”とか。学校の友達には一度、フラミンゴみたいな感じで“ゆみりんご”って呼ばれたこともあります(笑)。今出演させていただいている「ぽにきゃん ぜん部!」っていうニコ生では“ゆみみ”ですね。「えとたまらじお〜ソルラルくれにゃ!〜」では、村川梨衣さんに名づけていただく機会があって。お酒のおつまみや炭酸ジュースが好きってお話をしたら、“のんべえ”にかけて“はなべえ”って(笑)。もちろんお酒は飲みませんよ、高校生なので(笑)。

――「えとたまらじお」は、春スタートのアニメ「えとたま」から、村川さん、松井恵理子さん、花守さんがパーソナリティをされているWEBラジオですね。

花守:毎回ほんとに盛り上がるんですよ、日本一うるさいラジオを目指しているので(笑)。3人の役割分担はなんとなくできているんですけど、毎回何が起こるかわからない感じです(笑)。

――アニメ放送も楽しみです(笑)。現在放送中で、御園千綾役で出演されている「ローリング☆ガールズ」はかなり収録も進んでいると。収録はどんな雰囲気ですか?

花守:毎回ゲストで豪華な先輩方が来てくださるんですよ。だから、毎回ほどよい緊張感があって、演技に打ち込みやすい雰囲気になっていると思います。オリジナルストーリーなので、一緒にアニメを作っている感じがありまして、ありがたいですね! いいアニメになってほしいなという気持ちでお芝居しています。


――千綾は、17歳の花守さんとほぼ同い年の16歳の女の子で。演じる上でのこだわりは?

花守: 千綾は、しゃべり方はつたない感じですけど、ちゃんと考えて伝えたいことを口にできる子なんですよね。しゃべる言葉はすべて、彼女が精一杯考え抜いたことで。だから、演じるときは、いつもここらへんから(胸のあたりをおさえて)ぽっとセリフを出している感じというか。内側から自然に出てくる感情を大切にしています。考えるより感じろ! という(笑)。

――メインキャラ4人はTHE ROLLING GIRLSとしても主題歌や挿入歌を歌っていますね!

花守:THE BLUE HEARTSさんのカバー曲なんです。たとえば、EDテーマの「月の爆撃機」は、歌詞の中に、あ〜わかる! っていう心のモヤモヤが詰め込まれている気がして、歌うときにも想いを込められた曲です。共感するんですけど、自分では思いつかないような言葉が使われていて、歌詞自体はすごく明るいというわけではないけど、楽しい気分になれる不思議な曲です。

――ほかの3人と収録中にお話することも?

花守:小澤亜李ちゃんが隣の席なので、いつも他愛のない話を(笑)。千綾は難しい役だよねって、お芝居の相談にも乗ってもらってて。ありちゃんは——あ、ありちゃんって呼ばせていただいてるんですけど(笑)——キャラクターの中にも、自然に演技するタイプや、イメージを作り込んだタイプがあると思うって教えてくれて。千綾ちゃんは全体的に自然体で、私はそれ好きだよって言ってくれました(笑)。

――他愛の話はどんなことを?

花守:去年は、「もうすぐクリスマスだねえ」と話していて、プレゼント交換もしたんですよ。たまたま私が水色のイヤホンを使っていて、「ありちゃんもお揃いにする?」って聞いたんです。ピンクか白が欲しいって言ってたからピンクをプレゼントして(笑)。

――交換でもらったプレゼントは?

花守:すごくかわいいパジャマをもらいました! もらってからすぐに着ました(笑)。水玉のモコモコした短パンのパジャマで、フードもついてるし、すごくあったかいんですよ(笑)。


――仲良しですね(笑)。ところで、花守さんが声優になったきっかけは「ぽにきゃん声たまオーディション」だそうですが、その前からアニメなどを観ることは?

花守:中学2年生くらいから深夜帯のアニメを観始めましたね。ありがちなんですけど、友達から「声優になれるよ〜」と言われることがあって、意識するようになりました。演技の経験がなかったので、初めて「あいうら」で役をいただいたとき、マイク前に立つこととか、演技とはなんぞやっていうことの大切さを知りました。

――現場でいちばん緊張したことは?

花守:それが、「あいうら」の収録ですごくお腹が鳴っちゃって…。音を立てないようにって思うと余計に鳴っちゃうんですよね(笑)。緊張してるなって、スタッフさんたちにも思われてたんだろうな〜(笑)。そのとき、先生役の内山夕実さんがおにぎりをくださって。一方的に惚れてしまいました(笑)。

――(笑)。その後から今もずっとレッスンは続けているそうですね。

花守:去年1年間は養成所に通って、殺陣やダンスも習いました。その後も、声優としての基礎を固めるレッスンと演技レッスンを続けています。発声とか滑舌とか、これがまた難しくて。

――いちばん難しいのは?

花守:私、漢字とか文章によわくて。文字を追っているうちにセリフを言うのが遅くなっちゃうんですよ。だから、台本をいただいた後は、セリフをできるだけ覚えてから現場に行くようにしています。


――アニメは何を観ていましたか?

花守:私、今、実は「妖怪ウォッチ」がすごく好きで(笑)。声優になる前からレベルファイブさんの作品が大好きだったんです! 「イナズマイレブン」とか「ダンボール戦記」とか大好きでした。わかりやすい王道ストーリーが好きなのかも。最近は「サイコパス」とか「残響のテロル」とか、正義とはなんだろうっていう問いかけがある作品も好きになりましたね。端から端まで伏線が張られて、制作した方々のこだわりやメッセージが伝わってくるような。

――憧れているキャラクターは?

花守:レベルファイブの作品では、「イナズマイレブン」の円堂守くんが大好きです。小学生のとき、中学を受験して大変だったんですけど、週に一度、テレビで円堂くんを観るのが本当に楽しみで。どんなことがあっても前に進めるっていう姿勢に救われていました。「ポケモン」のサトシもそうですね、すごく真っすぐで。すごく助けられてきたなぁって意識があります。

――学校の友達や家族とアニメを観ることも?

花守:妹とは、いつもアニメの話ばかりしてます(笑)。でも、考え方が全然違うから常に言い争ってる感じで(笑)。妹は私と違って口がうまいから、たまにかわいくないときもあります(笑)。

――そう言いながらも、よく妹さんとカラオケに行っているとマネージャーさんから情報が(笑)。

花守:カラオケにはしょっちゅう一緒に行ってますね〜。2人ともボーカロイドの曲が好きで、特に妹はカゲロウデイズシリーズが大好きなので、繰り返し4時間くらい歌い続ける、みたいな(笑)。途中で疲れたら鼻歌になったりとか、BGMにして何か食べたりして(笑)。


――花守さんのお気に入りは?

花守:私はハチさんっていう、米津玄師さんというアーティスト名でも歌っている方なんですけど、独自の世界観を持っていらして。1曲1曲で曲調が違うし、歌うのがすごく難しいんですけど楽しい。いい刺激をくれるんです。自分の感覚の幅を広げてくれるような気がして、お芝居の助けにもなっています。

――ではこのあたりで、これからの展望についても教えてください! これから声優として目標にしていることは?

花守:大好きな円堂くんとかナルトを演じている竹内順子さんみたいに、演技で、誰かに大切なものを届けられる声優になれたらいいなって思います。私もアニメを観て元気をもらっていたので。何かを伝えるために、演じていきたいですね。1人の人としても、そばにいると安心してもらえるような人になりたいです。

あと、声のお仕事を軸に、できることをたくさん増やしていきたいです。お父さんと話したことがあるんですが、今は歌もダンスも、なんでもできる声優の方が多くいらっしゃいますが、自分もそうなれたらと。そしてもっと声優というお仕事の新しい道を切り拓いていけたらなって。そうしたら、自分もそうだし、これから声優を目指す人たちの夢がもっと広がるなって。そのためには、もっともっと頑張らなきゃいけないんですけどね(笑)。

――そういえば、1年ほど前に書かれたプロフィールに「将来の夢:お嫁さん」と書かれていましたが、今も変わらない…?

花守:あ、それは、やっぱり結婚式って女の子の憧れだから(笑)。お嫁さんというか、結婚式でバージンロードを歩いたりして、両親を安心させたいなっていう気持ちがあって。声優の道を歩んでいる私の背中をいつも押して、支えてくれている両親にありがとうっていいたいなと……お恥ずかしい…(照)。


――では最後に、読者にメッセージをお願いします!

花守:人としても声優としても未熟な私ですけど、これから少しでもみなさんに感動をお届けできる声優になりたいと思います! こんな私ですが、よろしければ、これからもよろしくお願いします!


――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

花守ゆみり

・花守ゆみり(スワロウ)
http://swallow-p.com/va_hanamori.html

(取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀