「Motto Motto」×162回! JAM Project『SKILL』MV撮影イベントレポート

アニメ部

2015/3/9

 アニソンに興味を持つ多くの人が一度は耳にしたことがあるであろう、アニソンユニット・JAM Projectの『SKILL』。元々は2003年にゲーム『第2次スーパーロボット大戦α』の主題歌としてリリースされた同楽曲だが、「I can fly!」、「Motto Motto」というキャッチーなフレーズ、そしてあまりの熱量によって同ユニットの、2000年代のアニソン界を代表するようになった1曲だ。

 そんな不世出の熱血ソングが、JAM Projectの結成15周年を記念してミュージックビデオが撮影されることになった。そのミュージックビデオのエキストラとして、2月24日(火)、新木場STUDIO COASTに700人を超えるJAMガーディアン(編注:JAM Projectファンのこと)が集合。12年越しの進化を目撃した。

 JAM Projectと言えばライブ、ということでミュージックビデオの内容もライブがメイン。同会場のメインフロアに円形のステージが作られ、その周囲をファンが取り囲み、そしてステージ上にバンドメンバーとファンが配置されるというシチュエーションだ。

 今回、監督を務める大野敏嗣氏から「7、8回『SKILL』を歌いますが、最初から最後まで、悔いを残さないよう全力で伝説を作りましょう!」という挨拶に、早速テンションを上げるファン達。「暑くなるので、上着を脱いだら腰に巻いてください」、「休憩時には水を飲みましょう」といった異例の注意事項のアナウンス後、ついにバンドメンバー、そしてJAM Projectメンバーが登場。この日1回目の『SKILL』が披露された。

 今回ミュージックビデオが撮影される『SKILL』は新録バージョン。現在のメンバーでのバージョンということもあり、原曲から変化している部分は多々あるが、特に大きく変わったのは2番を終えての間奏。メンバーのコーラスワークが始まり、そこからハードな間奏、そして「MOTTO MOTTO」を連発……と、近年ライブで行なわれているものに近い流れになっている。だが、そこは数々のライブで『SKILL』の進化を見守ってきた生粋のファン達。初回からほかのパートと同じく拳を振り上げ、コーラスをともに歌い上げていた。

『SKILL』と言えば、多くのライブやフェスにおいてクライマックスで歌われ、複数回歌われることは非常にまれ。もちろん、今回のように立て続けに歌われることはないだけにファンの消耗も激しい。そんなファンを気遣ってか、曲間の撮影準備中にMCで場を和ませていたのもJAM Projectらしいところ。「みんな、仕事は?」(遠藤)、「ようやく頭に歌詞が入ってきました」(福山)、「次の曲は……『SKILL』です」(影山)といった発言を連発。「無理しないで、体調が悪くなったら外に出て休んでください」という注意にも、メンバーが率先して挙手をしてファンの笑いを誘う。

 そして2時間以上の『SKILL』を終えて迎えた8回目の『SKILL』でもメンバー、ファンともにフルパワーで歌唱&ジャンプ。渾身の力が込められた撮影がようやく終了した。

 メンバー退場後、ファンの声だけを収めるために歌われたものも合わせて、全9回の『SKILL』が歌われた今回の収録。「Motto Motto」のコールが162回にものぼる過酷なものだったが、それだけに達成感もひとしお。メンバーと記念撮影をし、会場を立ち去るファンは満面の笑顔を見せていた。

 この日の模様を収めた『SKILL』のミュージックビデオは、3月16日以降、全国の街頭ビジョンなどで、一部お披露目になる。その出来上がり、そしてさらなる15周年記念の活動を期待して待とう。

取材・文=はるのおと