「高塚智人」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2017/2/7

高塚智人

 編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第152回となる今回は、「アイドルマスター SideM」の渡辺みのり役、「ピアシェ〜私のイタリアン〜」のリーガ・トニー役などを演じる高塚智人さんです。

――撮影はどうでしたか?

高塚:撮影が終わったところで、ちょうど雨が止みました(笑)。僕が新しい服を着ると90%以上の確率で雨が降るんですよ(笑)。

――高塚さんといえば、デビュー作でもある「アイドルマスター SideM」の渡辺みのり役。役が決まったのはいつ頃でしたか?

高塚:2014年冬頃です。オーディションで演じた2人のキャラクターのうち、ひとりがみのり役でした。

――「アイドルマスター」という作品自体は知ってましたか?

高塚:知ってました。オタクなので、もともと好きだったんですよ(笑)。そのオーディションを受けられるということで、先輩に練習に付き合っていただいたりして気合いを入れて。その先輩からも、僕にはみのり役が合ってるって言っていただいていて。

――ちなみに、その先輩とは?

高塚:小林裕介さんです。芝居はもちろん、人柄とか、後輩に対しても優しくしてくださって、本当に尊敬していますね。オーディションに向かう前に、パワーをもらうために握手をしていただきました。「力もらうんで!」って。

――熱いですね!

高塚:緊張した時とか、誰かと握手をすると緊張がほぐれるんですよね。人間って気持ち次第のところがあると思うので、その気持ちを変えられる気がするんです。

――オーディションでは、みのり役をどんなイメージで演じたんですか?

高塚:お花を持っていて穏やかなイメージがあったので、柔らかい感じを意識しつつ、31歳ということで幼くなりすぎないように意識しました。

――別のインタビューで、母性を持っているというところが、みのりとの共通点だと書かれていました。友人宅におふろマットを持って行ったという…。

高塚:そうなんですよ(笑)。男ばっかり4〜5人集まってルームシェアをしている専門学校の友だちがいて、よく遊びに行くんですけど、僕は部屋が汚れていると気になるタイプで。手を洗う場所にはタオルを置いたほうがいい、とか、いくつか揃えられるものを揃えて持って行きましたね(笑)。

――たしかに、お母さんのようです(笑)。

高塚:面倒を見たくなってしまうんですよね(笑)。

――面倒見がいいのは昔から?

高塚:どうなんですかね…。中学を境に、性格が落ち着いてきたんですよ。中学1年生の時は、制服のネクタイを崩したりシャツを出したりして、ふざけてたんですけど、途中からこれはどうかなと思って…。

――何があったんですか!?

高塚:何があったわけでもないんですけど(笑)。ある時そう思ったんです。周りの友だちはまだふざけてましたけど、僕は早めに脱出しました(笑)。あ、でも、みんなと一緒にワーワー遊ぶのは好きなんですよ。常識的なところでは落ち着いていようと思ってるんですけど。

――ちなみに「アイドルマスター SideM」のメンバーとも握手をするんですか?

高塚:ユニットのBeitのメンバーとは、ステージ前に必ず握手してますね。円陣は出演者全員で組みます。かなり大きな円陣で。声も大きいので、客席に聞こえちゃうんじゃないかなって思うくらい(笑)。

――ステージといえば、2月には「THE IDOLM@STER SideM 2nd STAGE~ORIGIN@L STARS~」が控えていますね。たくさん出演するユニットの中で、“ここだけは負けない”というBeitの特徴は?

高塚:賑やかというより落ち着いていて。その中で、キラキラとしたパフォーマンスで観てくださる方々を魅了できるところだと思います。メンバーとも話すんですけど、みんなを笑顔にしたいという気持ちが共通しているので、ダンスをしている時も笑顔を忘れないようにしてます。

――ステージ上の人数がとにかく多いですよね。

高塚:たぶんその全員が、自分のユニットをいちばん輝かせたいと思っているはずなので、ステージ全部がキラキラ輝いて見えるんじゃないかと思うんですよ。

――その中で自分をアピールできるように考えることも?

高塚:ステージの上でいつも素のままでいたいと思いつつ、どんなチャンスも拾っていくように心がけています。自分だけを観ている人もいるんだぞって意識しながら。

――「アイドルマスター SideM」のメンバーとして、これから楽しみにしていることは?

高塚:キャスト同士の仲がいいので、みんなが集まれば何でもできるような気がしていて。例えばゲーム内でやってるイベントに連動して地方へ行ったり、いろんな企画に挑戦できたら面白いなと思います。キャストの僕たちも、スタッフさんと一緒になってステージやイベントを作っている感じはあるんですよ。特に、2月のステージは本当にみんなの意見が詰まったものになる予定なので、注目してもらいたいです。

――そして、1月からはアニメ「ピアシェ〜私のイタリアン〜」にリーガ・トニー役で出演されています。

高塚:レストランを舞台にした作品です。僕が演じるトニーは、ポンと入ってきてその場をかき回すユニークなキャラクターで。みんなの掛け合いとか、5分アニメならではのテンポ感が面白いので、そういったところに注目していただけたらと思います。

――食べ物が描かれるアニメですが、高塚さんも食べることは好きですか?

高塚:僕はラーメン限定になっちゃうんですけど(笑)。それに、トニーのように味を評価するタイプではないですね。味噌ラーメンがいちばん好きで、ひとりでご飯を食べる時にラーメン以外はないです(笑)。深夜に食べに行くこともよくあります。

――趣味は「サバイバルゲーム」ということで、最近はどんな風に遊んでるんですか?

高塚:LINEでサバゲーのグループを作っていて、だいたい他の声優さんと誘い合って出かけてますね。毎回主催してくださる方がいて、多い時は10人くらい、少ない時は2人でも行きます。

――サバゲーに感じている楽しさとは?

高塚:やっぱり、男だと銃とかに憧れがあると思うんですよ。それに、ゲームの中で遊んでいるような感覚が現実になって、自分でプレイできるっていうのが面白いです。非現実っぽい楽しさというか。スポーツのような感覚もありますね。

――ガンガン体を動かすところは、ゲームと少し違いそうですね。

高塚:逆に、ゲームを知っていると、前に出るタイミングなんかがよく分かるので。ゲームでプレイしていることが生かせますよ。

――銃や迷彩服といったアイテムも持っている?

高塚:形から入るほうなので(笑)。電動ガンを初めて買ったのが6〜7年前で、最初は形だけですごく弱かったんですけど、最近はようやく形に見合った戦いができるようになってきたと思います(笑)。

――じゃあ、休日は時間があればサバゲーですか。

高塚:最近はTRPGっていうテーブルゲームでもよく遊んでます。もともと興味があってかじってたんですけど、教えてくれる方がいらして、いい感じにはまってきました。最近遊んでいるのは「インセイン」。TRPGって最初に設定だけがあって、あとは言葉やサイコロの目でストーリーが変わっていくんですよ。だから、別の人がプレイすると、ストーリーがガラッと変わってまた面白いんです。

――複数の人たちと会話しながら遊べるのも楽しそうですね。

高塚:特に、役者って誰かと話すのが好きな人が多いと思うので。教えてくださっている方も、「TRPGは役者に合っている」っておっしゃってました。

――サバゲーにしても、TRPGにしても、本当にゲーム好きですね(笑)。

高塚:ゲームは、たぶん幼稚園くらいから好きですね。最初はゲームボーイとかスーパーファミコンで、兄やおじいちゃんと一緒に遊んでいました。「三國無双」にはすごくはまって、今でも好きです。

――今は声優さんですが、作り手になることを考えたことは?

高塚:じつは、フィギュア原型師も考えました。自分が思うようなフィギュアが作れたら…と思ったんですけど、手先が器用ではなくて、これは違うな〜と(笑)。一度、知り合いのフィギュア原型師さんから教えてもらったんですよ。でも、もう別次元の方っていう印象で、すごかったですね。これを手で作れるの? っていう。

――そういえば、趣味の欄に「フィギュア集め」というのもあります。

高塚:もともとロボットのアクションフィギュアが大好きで。「天元突破グレンラガン」とか、まずはフィギュアを買って、そこから作品を観ることもありました。で、その「グレンラガン」を知ってまた関連作品に広がって…。女性キャラのフィギュアもけっこう持ってますし、本当に家の中が大変なことになってます(笑)。オタク部屋ですね(笑)。

――好きな女性キャラクターというと?

高塚:Twitterでも言ってるんですけど、いちばん好きなのは「ストライクウィッチーズ」のペリーヌ。美少女モノを好きになったきっかけみたいなキャラクターですね。「ストライクウィッチーズ」はミリタリー要素も入っているので、ミリタリーファンには嬉しい作り込みで。女の子たちが国を守るために戦うっていう信念を持ったストーリーも好きなんです。

――趣味で広がった知識を仕事に生かせそうですね。ところで、これから演じてみたい役柄は?

高塚:クセのない王道のキャラクターとか、ザ・主人公みたいな役を演じてみたいです。作品は、人の心に響くような物語が理想ですね。

――高塚さん自身も、そういう作品を観てきたということですか。

高塚:そうですね。僕自身、いろんな作品から得たものが多くて本当に感謝しているので、今度はそこに自分が関わって、観ている方々に同じように感じてもらえたらと思ってます。

――これから、どんな声優になっていきたいですか?

高塚:ずっとずっとこの世界で生きていくために、高塚だったらこのキャラクターだよなっていう強みを持ちつつ、「どんな役でも演じられるな」って言われるような声優になりたいです。本当にいつも、ファンのみなさんから元気をもらって、もっともっと頑張らないと、と感じているので、その気持ちを作品で伝えられるように全力で頑張っていきたいです。

【声優図鑑】高塚智人さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

高塚智人

高塚智人(ゆーりんプロ)

高塚智人 Twitter

◆撮影協力
BC WORLD STUDIO

取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト