リアルな寝起き姿、かわいいヌード… 女の子の“ありのまま”を撮る写真家・花盛友里

エンタメ

2018/3/18

 女の子の寝起きの姿をとらえた写真集『寝起き女子』(宝島社)や、女の子のリアルな下着姿を収めた写真集『脱いでみた。』(ワニブックス)が、若い女性から大人気のフォトグラファー・花盛友里さん。今年1月末には、ファースト写真集『寝起き女子』に新たな撮りおろし作品を加えて再編集した『寝起き女子 – girls in the morning -』(ワニブックス)を発売した。女の子の“ありのまま”を撮ろうと思ったきっかけや、被写体の心を開くテクニックなどについて、本人に話を聞いた。

■寝起きは当たり前じゃなくて、特別なもの

——寝起きの女の子を撮るという着眼点がユニークですが、どうして女の子の寝起き姿をテーマに写真を撮ろうと思ったのでしょうか。

花盛友里氏(以下、花盛):もともとは、うちにお泊りに来た女友達の寝顔や寝起きのショットを戯れによく撮っていたんです。その後、個展を開く機会があって、会場に並べた自分の写真を見渡していたら、寝起きの写真が多いことに気が付いて。「私は女の子の寝起きが好きなんだ」と自覚したのが始まりです。それで、いろんな女の子の家に行って、寝起きを撮りためていったらおもしろいのではと思いました。

——いざ寝起きを撮ろうと思っても、モデルの女の子を口説くのが難しそうですね。警戒されませんか?

花盛:それが意外にそうでもなく、みんな「オッケー」って気軽な感じで自宅に招いてくれました。最初のうちは知り合いの子に声を掛けていたのですが、そのうち、知人を通じて紹介してもらったり、仕事で出会ったプロのモデルさんに声を掛けたり。中には居酒屋でナンパした子もいます(笑)。何となく、お互いに「この子とは気が合いそう」というのが直感で分かるんです。

——初対面で寝起きを見せるのは、ハードルの高いことのように思うのですが、なぜ花盛さんにはみんなオープンになれるのでしょうか。何か相手の心を開く魔法の言葉があるのですか?

花盛:特別なワザはないですが、とにかくずっとしゃべっていますね。私は普段は大阪弁なのですが、撮影のときも大阪弁丸出しで、最初から友達みたいにフランクに話し掛けます。実はこう見えて私自身、人見知りで、写真を撮られるのも緊張するタイプなので、モデルの子たちの気持ちが分かるんです。だから、「あれ、前から知り合いだったかな?」って相手に錯覚させるような雰囲気で話します(笑)。すると、相手も次第にこちらのペースに乗ってきてくれて、自然な表情が出るようになるんです。

——それで、あんな無防備な表情が撮れるんですね! 『寝起き女子』を見て、女の子の寝起きはかわいいということに、改めて気付かされました。

花盛:どの子も無防備で、やわらかくて、気を張っていない感じがいいですよね。写真集に対する反響は女性からの声が大きいですが、実は『脱いでみた。』も含めて、統計的には男性の購入者のほうが多いと聞いています。寝起きや下着姿は本来、家族や恋人など本当に近しい人にしか見せないものです。その“自分だけに見せてくれる特別感”や“完全に心を許している感じ”が男性の心をくすぐるのかな?と考えたりしています。

——新バージョンの『寝起き女子 – girls in the morning -』は、ファーストに比べて全体的にパワーアップしましたね。

花盛:はい。ファースト写真集では17人でしたが、今回は新たに4人撮りおろして21人の寝起きを載せています。版型も大きくなりましたし、紙質やレイアウトにもこだわりました。また、それぞれのモデルとの出会いや撮影のエピソードも、短いコメントですが書き添えています。コメントを書いていて思ったのは、「やっぱり、この子たちが大好きだ!」ということ。そして、「好きだからかわいいと思うし、それが写真にも出る」ということです。素のままの彼女たちを見たことで、他人とは思えないほど愛しさが増しましたね。彼女たちを撮ることができて、本当に幸せです。