チェインストーリーも見逃せない! ドラマ「僕らは奇跡でできている」矢作穂香、北香那、広田亮平インタビュー

エンタメ

公開日:2018/11/9

 高橋一生さん主演の火9ドラマ「僕らは奇跡でできている」(カンテレ・フジテレビ系)。今週は第5話がオンエア。高橋さん演ずる一輝が育実(榮倉奈々)の企画する子ども向け歯みがきイベントで意外な活躍を見せ、育実はそのお礼として一輝が森で行っているリスの実験を手伝うことに…というストーリー。

 来週放送の第6話では、一輝の家に住み込みで働く家政婦の山田(戸田恵子)は、一輝と育実の仲が気になって相河家に育実らを招いての食事会を提案。食事会にはどんな人たちが集まるのか、それをきっかけに一輝や育実らにどんな変化が訪れるのか…進展が気になるところです。

 主人公の一輝だけでなく個性豊かなキャラクターがそろう“僕キセ”。毎週放送後には無料動画サービスGYAO!にて、一輝と同じ大学でアリの研究をする沼袋(児嶋一哉)が主役の“チェインストーリー”が公開。沼袋がアリの研究さながらに周囲の人物の謎を検証、実際のドラマではあり得ない妄想ワールドも見逃せないと話題になっています。そこで本連載ではこの“チェインストーリー”に注目。今回は今週公開された#5.5で登場の矢作穂香さん(青山琴音役)、北香那さん(尾崎桜役)、広田亮平さん(須田巧役)にインタビュー。チェインストーリー出演の感想から先生役の高橋一生さんについての話まで、語りあっていただきました。

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――まずは、皆さんが登場するチェインストーリー#5.5について。ズバリ見どころは?

「見どころは琴音ちゃんです」

広田「琴音の回、と言っても過言ではないです(笑)」

矢作「頑張りました!」

広田「沼袋先生が“どうやったら学生たちは自分の講義をちゃんと聞いてくれるようになるだろう?”と検証する回です」

矢作「そして私は…ラップをしています(笑)。撮影当日一番心配だったのは、人生初のラップでした…(笑)」

広田「でもうまかったよね、ノリノリで」

「すごくかわいくて、ファンになっちゃいました!」

――沼袋先生とのシーンはいかがでしたか?

広田「僕たちが講義を聞いているシーンでは、沼袋先生がすごくたくさん話していましたね。まぁ、妄想シーンなんですけど(笑)」

「沼袋先生がギャグを言うんですけど、それを聞いたみんなの反応を見た沼袋先生がかわいそうで。“こんなに一生懸命なのに、みんなどうしてわかってあげないの!?”って思っていました(笑)」

広田「誰目線?(笑) 沼袋先生の妄想で話が進むので、琴音がラップしたり、桜がコンニャクゼリーを渡したり…普段のキャラクターと違っていて“どうした、桜?”みたいな(笑)。細かく見るとみんなそれぞれの動き方をしていて面白いんです」

――チェインストーリーでは沼袋先生がいろいろな謎を検証していきますが、ご自身の役または他の登場人物の中で、検証してみたい謎な部分はありますか?

矢作「琴音自身だと2話のフィールドワークの時、ミニスカート姿で来てこのあと約束があるって言っていたけど、何の約束があったんだろう? スニーカーも汚れちゃったし、あの後どうしたんだろう?って気になります」

広田「須田は基本的に新庄といつも一緒にいるから、それ以外友だちいるのかな? みんなと一緒にいない時は何しているんだろう? 多分、だらけているんだろうなって想像できますけど(笑)」

「新庄くんは琴音ちゃんのことが好きじゃないですか。2人はどうなっちゃうの?って、すごく気になる。個人的にはくっついちゃえ!と思っていますけど(笑)、琴音ちゃんは相河先生のことが好きですしね…どうなっていくのかが楽しみです」

――皆さんの先生役、高橋一生さんとの共演はいかがですか?

広田「僕はSFが好きなんですけど、一生さんもSF好きと聞いていたので、いつかそういう話をしたいなと思っていたんです。4話で一緒に星を見るシーンがあったから、そこがチャンスだと思って“一生さんはSFとか好きですか?”って話し掛けたら、僕の想像を軽々と超える知識がたくさん出てきて…(笑)。いろいろと学ぶことが多いな、やっぱり先生だなって思いました(笑)。僕たちが普段気付かないところでも周りをよく見ている方だなと感じますし、尊敬できる先輩です」

「一輝さんは、ズルいなって思うくらいカワイイですよね。印象的だったのが2話のクリニックで蛇口のキッキッキッっていう音を鳴らすところ。育実さんが現れた時の“びっくりした”っていう言い方がかわい過ぎて、家で見ていて「お母さん、ちょっと来て!」って呼んじゃいました(笑)。動物園での琴音ちゃんとのシーンもズルかった(笑)。世の中の多くの女性が同じように思ったはずです(笑)」

広田「たしかに、あれはズルい(笑)!」

矢作「好きになりますよね!」

「なりますよね!」

広田「やり過ぎるとあざとく見えそうなのに、一生さんだと…僕もキュンとしちゃいましたもん(笑)」

矢作「相河先生の子どもみたいなところもカワイイですけど、一生さんにもおちゃめな部分があって。2話のフィールドワークのロケの時、“カサッ”って何かが動く音がしたんです。みんな虫が苦手だから“何かいるのかな?”ってビクビクしながら周りを見たら、一生さんが枝を持っていて…。枝でカサカサ音を出してみんなを驚かしていたんです(笑)」

――では、ここまでを振り返って特に印象に残っているシーンやセリフを教えてください。

「2話の、焼き肉屋さんで相河先生が育実さんに、昔の僕は自分が大嫌いだったっていう話をするシーンはヤバイと思いました。育実さんの不器用なところも同じ女性として分かるなって思いますね。恋愛に不器用な私の親友と育実さんが重なって見える時があって、“あ~、そこでそういうふうに言わないで!”ってハラハラしちゃうんです(笑)」

矢作「私も焼き肉屋さんのシーンにグサッときました。“自信がない自分のことを好きになれたらどうなるだろう?”って自分と照らし合わせて考えました。見ている方にも勇気を与えてくれるようなシーンだったと思います。育実さんもそうだと思うんですけど、頭では分かっているけど、できないし、やっちゃうし…っていうことはありますよね。プライドって時にはこんなに邪魔をするんだなってことにも気付かされました」

広田「僕は1話のウサギとカメの話で、カメは自分が前に進むこと自体が楽しいと話すところ。もともとある有名な話でも、相河先生はそういう受け取り方をするんだなって…。このドラマで相河先生は、これはこうですよ、って主張するんじゃなくて、僕はこう思いますって言っているだけですよね。それに周りが気付かされていくっていう。自分の固まっていた視点を別のところから崩してくれて、すごく勉強になります」

――いよいよ後半戦に入りますが、6話以降はどうなるんでしょう?

広田「これまでつながっていると思わなかったようなこともどんどんつながっていって、ここまで見てこられた方の心にすごく響くストーリーになっていると思います。この作品に携わることができて本当に嬉しいですし、次の話はどうなるんだろう?って僕たちも楽しみにしながら撮影に挑んでいます」

 後半に向けての展開がますます気になる“僕キセ”。12月4日(火)発売の公式スペシャルBOOKには、高橋一生さんが今作についてじっくり語るロングインタビューや撮り下ろしグラビア、撮影現場のオフショットのほか、河野圭太監督や3人のプロデューサーが語る制作エピソード、生き物図鑑などを収録。さまざまな角度から“僕キセ”の世界に迫ります。

 通常版のほか、撮り下ろし写真(書籍未掲載カット)による2019年1月~12月用の卓上カレンダー付の限定版もドラマ放送期間中に同時発売。こちらもご期待ください。

■ドラマ「僕らは奇跡でできている」
カンテレ・フジテレビ系 全国ネット
毎週(火)夜9時~9時54分
出演 高橋一生 榮倉奈々 要潤 児嶋一哉 西畑大吾(なにわ男子/関西ジャニーズJr.) / 田中泯 / 戸田恵子 小林薫

書籍 僕らは奇跡でできている SPECIAL BOOK
12月4日(火)発売  発行/KADOKAWA
通常版(書籍のみ) 1512円(税込)

Amazon.co.jp限定版(書籍+卓上カレンダー)2894円(税込)

■表紙イメージ(通常版、限定版)



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