「赤尾ひかる」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2019/2/14

赤尾ひかる"

編集部が注目する声優に、仕事に向き合う気持ちからプライベートまでをじっくり伺い、撮り下ろしのミニグラビアを交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。
第211回となる今回は、『こみっくがーるず』萌田薫子役、ゲーム『オンゲキ』で星咲あかりなどを演じる赤尾ひかるさんです。

――撮影はどうでしたか?

赤尾:メイクさんから「ハーフツインが似合うね」と言っていただいたり、目の下にもきっと似合うからってキラキラを選んでいただいたりして楽しかったです。撮影も、外での撮影ってそんなに多くないんですけど、みんなで歩きながらおしゃべりして笑いがあふれる時間でした。

――2018年春からテレビアニメ『こみっくがーるず』で、萌田薫子役として主演されたのが記憶に新しいです。

赤尾:ドジっ子っていうキャラクターはたくさんいると思いますけど、薫子はダメっ子で。でも、夢を叶えるために涙しながらも頑張り続けるところが好きで、応援したいなと思える子でした。

――自分と重ね合わせる部分はありましたか?

赤尾:同期の役を同期が、先輩のキャラクターを先輩キャストさんが演じていて、感情移入しやすかったです。あと、みんなからは「かおすそのまんまだね」って言われます。自分では自覚がないんですけど、お泊まり会で転んじゃったりしたときに……。

――お泊まり会?

赤尾:本渡楓さん、大西沙織さん、高橋李依さんの4人で、李依さんのおうちに。第一話の上映会をしたとき、また集まりたいねっていう話になって。たまに3人になったりしましたけど、なんとなくいつも全員いる感じで。最終回は、原作のはんざわかおり先生も一緒にお泊まりしました。最初はベッドと敷布団に2人ずつ寝てるんですけど、ふざけてるうちに入れ替わっていたりして(笑)。

――その後に出演したアニメ『Back Street Girls -ゴクドルズ-』では、元極道のアイドルという強烈な役を。

赤尾:急に強烈な役を演じて、見た方はびっくりされたかもしれませんね(笑)。原作が声を出して笑えるくらい面白い作品だったので、原作に負けない勢いで演じることが大切かな、と思って現場に向かわせていただきました。アフレコでは、ゲストの方々もキャラクターが濃くて、テストで笑いをこらえるのが大変でした(笑)。

――ギャグ作品は好きなほうですか?

赤尾:笑いのある作品は大好きです! 『こみっくがーるず』もギャグが多くて、2作品とも同じ音響監督さんだったこともあって、しりごみせずにできたと思います。『こみっくがーるず』も、みんなでアドリブを入れるだけ入れよう! みんなで面白いものを作り上げよう! という気持ちが大きかった作品ですね。

――『温泉むすめ』では、作並日果役を演じてどうでしたか?

赤尾:今まで演じたことがないような色っぽさがあって新鮮でした。可愛らしい役が多かった中で、こういう役を演じられたのはありがたいことだなって思います。わたしは日果ちゃんと違ってお酒があんまり飲めないんですけど(笑)。

――赤尾さんが声優を目指したきっかけは?

赤尾:高校のときに放送部に入っていたんですけど、部室に置かれていた声優養成所のパンフレットを見て、声優になりたいなと。毎年全国大会に出演するくらい放送部が強い学校で、もっと強くなるためにはいい勉強になるかなと思ったし、アニメが好きで、声優さんって素敵だなって憧れていたこともあって。高校2年の夏から日ナレに通いはじめました。

――放送部所属ということは、もともとお話をすることが好きだった?

赤尾:人前で何かを披露したりするのは好きでした。はじめて自分の声を聴いたときは、ヘンな声だなあって思いましたけど。小6の担任の先生から聞いた「放送の人は責任を持ってないとできないんだよ」っていう話を覚えていて、強豪だと言われる放送部に入ったら私も頼られる存在になれるかなって。

――頼られる存在に憧れる?

赤尾:そうですね。小学校の頃はリーダーのようなしっかりしている人に憧れて、部活でも部長をしてました。

――高校の放送部では何の担当を?

赤尾:わたしはラジオ番組部門だったので、お話を作って、演劇部さんを呼んで配役をしてっていう制作っぽいことを。ちょうどiPS細胞が話題になっていたので、それをテーマに、高校生の子どもとお母さんとのやりとりを物語にしました。アナウンス部門だと本の中からシーンを抜粋して、シーンの選び方でも評価が変わるんですけど、ラジオ番組部門は一から作って、どこまでみんなの共感を得られるかっていう評価でしたね。

――物語を作るのは好き?

赤尾:楽しかったですね。仕上がりのクオリティは別として(笑)。作っていくなかで、音だけでも文面だけでも伝わらないから役者さんに感情を乗せるように伝えたり、逆に言わなくても伝わりそうな言葉をどうやったら自然にストーリーに入れ込むか、とか、いろいろ考えて。

――もしかしたらアニメ業界で制作方面に進むっていう可能性もありましたか?

赤尾:それは考えてなかったです。物語を作るのは好きですけど、仕事にするとしたら、演じるほうが楽しそうだなと思っていたので。もし声優として物語を作る機会があったら楽しんでできると思いますけど、今は声で演じることがいちばんですね。

――それから、高校や大学に通いながら日ナレにも通い、同時に事務所に所属してお仕事も。将来なりたい声優のビジョンはありましたか?

赤尾:入りたての頃はけっこうあったかも。歌って踊る声優さんがメジャーになっていたので、わたしもいろんなことができたらいいなあって思ってました。

――趣味のヴァイオリンやピアノ、特技の声楽を始めたのはいつ頃?

赤尾:ピアノは小さな頃から。途中からエレクトーンに変わったり、作曲をメインに弾いていたので、うまいわけではないんです。大学に入ってから声楽を学んで、オーケストラ部ではヴァイオリオンを。急にお仕事やオーディションが入るから、なかなか練習できなかったんですけど。

――大学で声楽を始めたのは、やっぱり声優を意識して?

赤尾:そうですね。高校は理系だったんですけど、入ったらやっぱり大変だったし、他のみんなは医師とか看護師とか研究員を目指していて、今でも学校に通っている同級生がいるんです。わたしもそういう方面に興味はあったけど、先生に相談しているうちに、今のままでは声優になれないかもしれない、と思って。迷った末に声優を選んで、それからは声優として活躍することをずっと目標にしてました。

――プライベートについても伺いますが、よく会っている声優さんはいますか?

赤尾:千本木彩花と和多田美咲は『グリーンハーベスト』というラジオをきっかけに、今でもよく連絡をとったり電話したりします。『オンゲキ』で出会った春野杏や久保田梨沙とも、ダンスの先生を交えて、2週間に1回くらいはご飯会をしてるんじゃないかな。最近は、高橋李依さんと舞台を見に行ったりもするし。作品を通して仲良くなったら、その後も会うことが多いですね。

――つい食べてしまう好きな食べ物は?

赤尾:魚系とゆでたまご。魚は、お寿司やお刺身はやっぱり外で食べたほうが美味しいと思うので、おいしいお店に出かけます。しょっちゅうではないけど、アジを買ってきてさばくこともありますよ。全然上手じゃないですけど、作り方をyoutubeが教えてくれるので(笑)。調味料の量は調合してるような気分です。

――最近の休日の過ごし方は?

赤尾:ダラダラしたり、テレビを見たり。最近はイベントで弾くことになっていたピアノの練習ばかりしていたので、あんまりダラダラできてなかったですね(笑)。

――好きなテレビ番組はどんなもの?

赤尾:バラエティが多くて、必ず見るのは『アメト――ク!』とガキ使。ドラマでは『相棒』を見てます。youtubeも見ますよ。水溜りボンドとかはなおとかを、気になるテーマのときに見たりとか。あと、アニメの技を再現するような番組があって、「全然できないじゃーん」とか突っ込みながらよく見てます(笑)。

――普段はどんな音楽を聴くことが多い?

赤尾:わたし、好きな曲があるとそればっかり聴いちゃうんですよ。周りからは、よく飽きないねって言われますけど、永遠に聴いていられますね。どんな音楽も好きで、クラシックを聴くこともあるし、元気になるのはアニソンとか声優さんの曲。アーティストさんなら川嶋あいちゃん。声優さんなら田村ゆかりさんで、けっこう前の曲ですけど、『未来パラソル』がいちばん好きです。

――これから叶えてみたい野望は?

赤尾:この前、イベントでピアノを弾かせていただいて、声優の仕事とはまた別のところから、作品を盛り上げるために頑張ることができて、すごく素敵なことだと思ったんです。作品を作り上げる中の一人になれるのがうれしくて。歌も歌いたいし、撮影も好きですし、動画で遊ぶのもいいし、ファンのみなさんと交流できるお渡し会も楽しいし、そういうのをもっと大きな規模でできるようになって、楽しいことをたくさん提供できたらいいなと思いますね。

――赤尾さんに注目しているファンの方にメッセージを!

赤尾:ここまで読んでくださってありがとうございます。まだまだ未熟ですけど、これから出会う作品のこともどんどん好きになって、大切にみなさんに届けていきたいと思っています。これからもよろしくお願いします!

【声優図鑑】赤尾ひかるさんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

赤尾ひかる

赤尾ひかる(あかお ひかる)アイムエンタープライズ所属

赤尾ひかる(あかお ひかる) Twitter

◆撮影協力

取材・文=吉田有希、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト