『ジャンプ』では異色の設定が人気『約束のネバーランド』――絶望の淵に立たされた子どもたちの行方は……?

アニメ・マンガ

2019/3/8

 現在、深夜アニメ枠「ノイタミナ」などで放送中のアニメ『約束のネバーランド』。その衝撃的な内容から、『週刊少年ジャンプ』での連載当初より大きな話題を集めていた作品だ。映像化を経て注目度の増す本作の、何がここまで見るものを惹きつけるのか。人気YouTuberグループ「東海オンエア」の虫眼鏡さん、ゆめまるさんに語り尽くしてもらった。

テレビアニメ『約束のネバーランド』場面

テレビアニメ『約束のネバーランド』
2019年1月10日よりフジテレビ“ノイタミナ”にて毎週木曜24:55〜放送中
※BSフジほか各局でも放送中、Amazon Prime Videoでも独占配信中

 

累計発行部数880万部突破 大人気作品がついにアニメ化

 話題作を次々と生み出している深夜アニメ枠「ノイタミナ」などで、現在放送中の『約束のネバーランド』。原作は『週刊少年ジャンプ』にて連載されており、累計発行部数は全世界で880万部を突破している。「このマンガがすごい! 2018」オトコ編では堂々の第1位に選出されていることからも、その人気ぶりがうかがえるだろう。

 人気の理由はなんといっても、少年誌では異色とも言える設定にある。主人公であるエマ、ノーマン、レイたちは、みな身寄りのない子どもたち。彼らは同じ境遇の子どもたちと一緒に、「グレイス=フィールド ハウス」と呼ばれる施設で暮らしていた。やさしい“ママ”と、無邪気な仲間たち。一見すると、その生活はとても穏やかなものだ。

 しかし、ある日、エマとノーマンが知ってしまったのは、それまでの日々を否定するような事実。それは、ハウスの子どもたちが“鬼の食料”として飼育されている、ということ。自分たちを喰らう“鬼”の存在。味方だと思っていたママの裏切り。信じがたい現実に直面したエマたちは、生き残るためにハウスからの“脱獄”を企てるが……。

 本作の根底にあるのは、圧倒的な絶望感だ。人間が捕食されてしまうという理不尽さ。現状を覆すことのできない無力さ。目の前に広がるディストピア。それらすべてがドライブ感を持って、息つく暇もなく迫ってくる。

 その一方で、唯一の希望とも言えるのが、エマたちの存在である。どんな状況に置かれても希望を捨てることなく、「生き残ってやる」という強い想いを抱く彼女たちは、“諦めること”に慣れてしまった現代人の心に風穴をあけてくれるだろう。

 果たして、エマたちは鬼の手を逃れ、理想郷を見つけ出すことができるのか。世界の常識をひっくり返すことができるのか。最後に心から笑う日は、訪れるのだろうか——。

 

【登場人物紹介】

エマ
本作の主人公を務める、天真爛漫な11歳の女の子。抜群の運動神経と学習能力を持つ。心やさしく、仲間のことを見捨てられない性格ゆえに窮地に追い込まれることも

ノーマン
物静かで穏やかな11歳の男の子。状況を観察し分析する能力に長けた、天才的な頭脳が武器。エマのことを大切に思い、彼女のために脱獄計画の成功を誓う

レイ
ノーマンに勝るとも劣らない頭脳を持つ、11歳の男の子。ときには敵を利用する狡猾さを見せる戦略家。諦めが早く、無鉄砲なエマに振り回されてしまうことも多々

 

【原作コミック】

 

東海オンエア ゆめまるさん、虫眼鏡さん

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