コロナウイルスのニュースで心が折れそうな人のための不安解消法

健康・美容

2020/4/3

 女性特有のからだの不調やトラブルで悩んでいませんか。「お医者さんに行くほどではない…」「デリケートなことなので人には聞きにくい…」そんな体の悩みを、All Aboutガイドであり、ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長の清水なほみ先生に聞きました。自分のからだと向き合い、健やかに過ごす手助けとなってくれることでしょう。

 連日ニュースなどで新型コロナウイルスに関する情報を聞いていると、気がめいる・不安になる・眠れなくなる、などの症状が出る方もいらっしゃるでしょう。ずっと緊張状態を引き起こすような情報を、「自分の意思でとってくる」のではなく、受け身なまま「暴露されている」状態で浴びていると、このような精神的な症状や、動悸・めまい・頭痛のような身体症状が出やすくなるのです。ニュースを見て不安になるくらいなら、見ない方がよいといえます。

 最近、患者様も「世の中がこんな感じだから」と不安やそれに伴うプチ不調を訴える方が増えています。主に、PMSや更年期症状がベースにある方ですね。

「何が」不安というわけではなく、「なんとなく」不安、という方がほとんどです。

 実は、9年前の震災後も、同じような訴えが一時的に増えました。

 この時は、めまいやふらつき(地震じゃないのに揺れている感じ)と、テレビや携帯から発せられる警報音で動悸がする、というパターンが多かった気がします。

 ニュースを見れば不安材料ばかり目につくかもしれません。

 実際は、「不安」という物体は存在しません。あなたは、「不安」という物体を見たことがあるでしょうか? どのような形をしていますか? その「不安」は何色ですか? 本当は、「不安」というものは、存在していないことにお気づきでしょうか?

 でも、東京都の声明を聞いたり、世界の情勢を見たら、不安になる人の方が多いかもしれません。不安で仕方がない時は、「お化けの正体」を明らかにすることで対処法が見えやすくなります。

 つまり、自分は「何が起きると困る」と思っているのかを全部書き出してみるということです。

例えば、

 ・自分がコロナに感染したらどうしよう
 ・家族がコロナに感染したらどうしよう
 ・経済が冷え込んでリストラにあったらどうしよう
 ・都市封鎖で食料が入手困難になったらどうしよう
 ・知らないうちに自分が感染源になっていたらどうしよう

 こんな感じで、「何が起きたら」一見嫌な感情だと思っているものが呼び起こされるのかを「見える化」していきましょう。

 一通り書いたら、「それが起きた場合の対処法」を最低3つ以上ずつ用意していきます。食料の備蓄など、「そうなる前にできることがある」場合は、それも挙げておきます。

 もし、自分で対処法が考えられない場合は、その答えを持っている人に相談するのが早いでしょう。

 この「対処法」はそれが正しいかどうかよりも、「自分で複数個対処法を持っておく」ことが大事です。

 そして、もうひとつ大事なことが、「もしコロナの件でこのような不安を抱えなかったら見過ごしていた『これまで享受していた安心』」を見つけることです。

 コロナのおかげで、あなたは何に気づけたでしょうか? コロナのおかげで、あなたは何に感謝したくなったでしょうか?