芸能活動20周年! 飯田里穂が語る、「オトナになったこと」「一番搾りのおいしさに気づいたこと」【PR】

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公開日:2020/6/26

 NHK紅白歌合戦への出場を果たした『ラブライブ!』、μ’sの星空凛役などで知られる声優・シンガーのりっぴーこと飯田里穂。子役としてキャリアをスタートした彼女は、今年で芸能活動20周年を迎える。いつも自然体でありつつ、頑張って何かを乗り越えていく体験を苦にしない資質だからこそ、20年もの間、活動を続けることができたのだろう。そんな飯田里穂に、20周年を迎えて思うこと、今年1月に開催され、およそ4年ぶりにμ’sとしてステージに立ったライブのことなど、さまざまなテーマで話を聞いてみた。

 なお、今回はキリン一番搾りのサポートのもと、そもそもビールを好きになった意外なきっかけ、オン/オフの時間に楽しむビールの魅力や、飯田家のビールとの関わり、その中で一番搾りと出会ったきっかけや一番搾りが最高においしいと感じた瞬間など、今まであまり語られたことのないエピソードについても語ってもらった。大人の表現者として成熟していく「りっぴーの今」を感じてほしい。

どうです? わたし、色気出ました?(笑)

――最近、どのように過ごしてますか?

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飯田:お家にいる時間がだいぶ増えました(取材は6月上旬に実施)。今年の1月にYouTubeチャンネルを開設して、家からの生配信とか。企画考えて準備して、機材を買い揃えたり、パソコンに入れるソフトの勉強をしたり、動画を撮って事務所に送ったりしてます。わりと規則正しく、ちゃんと起きて寝て、午前中は企画書を送ったり。たぶんこういう時間って、ずっと現場に出続けていると持てなかったと思うんですよ。

――普段できてなかったことにトライした時間だったと。

飯田:そうそう。今はライブやファンの方と交流するイベントもできないので、自分から何かを発信してみんなに見てもらうことに力を入れてないといけないなって思います。エンタメは、みんなが頑張ってる大変なときに癒しを与えるものだから。何か力になれたらなって思うし、その反面、自分自身も必要とされてたいっていう思いもありました。

――なるほど。ここ数年だと、2018年に所属レーベルを移籍して、音楽活動をリスタートしましたね。2018年9月にリリースしたミニアルバム『Special days』は、「自分らしさを探そうとしたアルバム」という印象がありましたけど、制作を経てどんなことを発見しましたか。

飯田:当時、飯田里穂をどんなコンセプトで打ち出していこう、どういう人柄なんだろうって、企画会議をいっぱいしてもらいました。それを1枚のアルバム、アーティスト像にしたのが『Special days』だったので、自分自身も知らない、他人から見える自分を分析できた気がします。コンセプトは――飾らないきれいな近所のお姉さんなんだけど、絶対手が届かないっていう立ち位置、に落ち着いたんですよ。

――手が届かない?

飯田:そう。だけど、近所に住んでる、みたいな。それを、わたし自身がうまくアーティスト像として言葉にできてないですけど(笑)。でも、タレントとしてそういう立ち位置でいたいなって、昔から願望がありました。身近な存在ではあり高嶺ではない、でも絶対に自分のものにはならないっていう(笑)。そこにたぶん、わたしの価値があるのかなって。

――そうやって音楽活動がリスタートして、去年の12月には芸能活動20周年のアルバム『20th Anniversary Album -rippihylosophy-』を発表しました、と。20年間芸能活動をしてきた、つまり人生の3分の2くらいをタレントとして活動してきたわけで、『rippihylosophy』の制作は、「自分の歩みはこういうものだったんだ」と確認したり、自分自身と向き合う時間にもなったんじゃないですか。

飯田:改めて数えながら「今は何年目だあ」とお仕事してきたわけじゃなくて、自然な積み重なりが今につながってると思うので。「20年もやってるのかあ」って、自分じゃない人を見てる立ち位置で20年を感じてました。この仕事は自分の生活の一部であり、日常というか。20年がお祝いできる環境で、お祝いしてくれる人がいて、20周年って打ち出してもちゃんと成り立つような年月を過ごせてきたことは、自分の中で嬉しい気持ちがあります。

――残してきたものもあるし、まわりの人にも支えてもらってきたし。

飯田:そうなんです。今のようにお仕事をいただいて、ファンの方にお祝いのコメントをたくさんいただけることは当たり前じゃないんだなって、改めて思いましたね。アルバムの後、久しぶりにツアーがあったんですけど、すごく緊張してました。アコースティックだったので、嘘がない、誤魔化しもない20年がそこにある感じだったので、ツアーに向けて、改めてボイトレに通い直したりして。わたしのライブって、けっこう「楽し~い♪」みたいな感じでやらせてもらってきたんですけど、その感じは残しつつ、もうひとつレベルアップした姿を見せたかったし、来てくれた人にそれを伝えたいなって思いながら、気合いを入れて頑張りました。

――今の話を聞いていて、4年前に出した2ndアルバムのことを思い出しましたね。当時、「自分には切なさと色気が足りないと思ってる」っていう話をしてたじゃないですか。でも、自分はアルバムの曲を聴いて、「切なさはこのアルバムに入ってるのでは」と思ったので、それを伝えたら「色気はないって言ってるじゃないですか!」って言われたんだけど(笑)。

飯田:どうです? わたし、色気出ました?(笑)。今日の撮影はどうでしたか。

――うーん、今日はマスクしてるからちょっとわからないかも(笑)。

飯田:なんで!?(笑) オブラートに包んで、ないって言ってるじゃないですか! でも、どうなのかな、色気は出た――いや、30歳からかな?(笑)。

――今いくつでしたっけ? 26とか?

飯田:10月で、29歳になります。

――えっ!? ビックリしちゃった(笑)。

飯田:もう29ですよ。大変でしょ?(笑)。10月で29になっちゃうんです。

――まだその引き出しが増えた実感はないんですか。

飯田:27以降、それはちょっとあります。友達が結婚して、子どもを産んで、各々に家があるんだなって感じると、「大人になったんだな」って思います(笑)。後輩が増えて、仕事面だと自分が20年やってきたことを伝えられるような立場になってもいい歳なのかな、と思ったりはしますね。

――1月にμ’s再集結のさいたま公演を観させてもらいました。4年前の4月、東京ドームのファイナルライブがひと区切りだったわけですが、どんな気持ちでライブに向き合ったんですか。

飯田:改めて向き合うというよりは、集まった9人があまりにもナチュラルすぎて。まるで、昨日まで一緒にいたかのような感じでした(笑)。リハをしていても、ちょっとポーズを確認するくらいで、立ち位置とかも全然大丈夫。むしろ、当時一生懸命やっていたときよりも、「各々がこう動くだろう」みたいな、あうんの呼吸があるというか。言葉にしなくても息が合ってるって、リハのときにみんなで話しましたね。たぶん、各々がいろんな人と出会い、体験を積んで集まったら、レベルアップしないわけがないですよね。切磋琢磨しつつ、今回止まっていた時が一度解けて、また集まって。自分も含めてですけど、みんなの人間力も上がってるし。みんな穏やかになりましたね。

――前は穏やかじゃなかった?(笑)。

飯田:(笑)まあ、目の前にあった課題がほんとに大きかったですから。今は、別の視点も持って、みんなでひとつのことを頑張ったから、当時とは全然違ったと思います。

――心地よい再会だったと。

飯田:もう、楽屋がとにかくうるさかったんですよ。ご飯食べてるだけでも、うるさい(笑)。みんな経験も積んだけど、控室に入ったら子どもっぽいところがあるのかもしれないです。

――μ’sとしての活動はもちろん大きかっただろうし、自身の音楽活動とかも含めて、20年同じことを続けるって、実際並大抵のことじゃないと思うんですよね。さっき日常って言ってたけど。実際いろんなことを頑張ってきたから、今があるわけで。なぜ、20年も頑張ってこられたんだと思いますか。

飯田:「芸能界! 芸能界!」っていう感じで活動してきたわけでもなくて、そのラフさがよかったのかな? つらかったことがあっても、それをあまりつらいって思わないんです。だから、20年を振り返ってみて、「大変なことありましたか」って聞かれたら、「1個もないです」っていう感じなんですよ。その時々で、心が折れそうになったり、愚痴を言ったり、「もうできない!」って弱音を吐くことはあるけど、こんなに毎日違う場所に行って、違う人と会って、違うことをやる、今日だったら写真を撮っていただいて、インタビューでお話させてもらって、たとえば明日はアフレコで演技して――こんなに楽しいこと、ないですよね。毎日、違うことができるんだから。

わたしが好きなビールのおいしさを後輩にも共有して、大人の魅力を教えていきたい

――20周年と言えばお祝いかなって思うんですけど、お祝いをするならやっぱり乾杯したいですね。今日は、オフのシーンで飲むおいしいビール、みたいなテーマでも話を聞いていきたいんですが、いつからビールを飲むようになったんでしょう。ご家族とかはビールを飲まれてましたか?

飯田:わたしが小さいころ、実家で父と母がキリンビールをいつも飲んでたんですよ。そんなこともあって、小さい頃からキリンさんとはご縁があったみたいです(笑)。お父さんが一番搾りを飲みながらいろんな話をしてくれてた思い出が、未だにぼやっとですが残ってます。

――じゃあ、思い入れも深いわけですね。

飯田:そうなんです。飯田家はずっと一番搾りを飲んでる記憶です。

――ビールをおいしいと感じるようになったのはいつ頃なんですか。

飯田:実は、これまでビール頻度は多くなかったんですけど、夏のとても暑い日に、お友達と買い物に行って、立ち寄ったお店でビールを1杯飲んだときに、「なんだ、このおいしい飲み物は!?」ってなって、そこからビールが大好きになりました。飲みに行ったら、「とりあえず生で」って1杯目はビールと言う派になり、もうビール大好きになったって感じですね。

――最近はいつお酒飲みましたか。

飯田:最近もお酒飲みましたよ。一昨日もビール飲んでました。いろいろなビールを買って、飲みくらべしたんですよ。

――なんて偉大な取材準備なんだろう、さすがキャリア20年(笑)。

飯田:テイスティングしました(笑)。利きビール、かな。3種類飲んだんですけど、一番搾りがやっぱり一番お気に入りでした!――なんて言ったらいいんだろう、味もパッケージも含めて個人的にはしっくりくる感じがありましたね。「そうそう! これこれ!」っていう、わたしにとっても、ど真ん中な味というか。飲みやすいというのはもちろん、たぶん麦のおいしさなのかな? ちゃんと味が残るし、おうちで飲んでいても、「おいしいビールを飲めて、贅沢な時間だなぁ……」っていう感じがします。

――外で飲むとなると、ライブ終わりで飲んだりすることも?

飯田:あります。ライブ終わりは、だいたいお酒を飲みますね。本当に格別だなあって思います。特にライブ終わりは、絶対にビールですね。ライブハウスって、ビールがほぼ必ずあるじゃないですか、そこにたまたま一番搾りが置いてあって、その場にいらっしゃった方と打ち上げで一緒に飲んで、「めっちゃ楽しかった! やっぱりめっちゃおいしい!」ってなって、より好きになった記憶がありますね(笑)。

――これまで声優としての活動もしてきたわけですけど、アニメのキャラクターの中で、「この子が成人したら一緒にお酒飲んでみたいな」って思う人っていますか?

飯田:わたし、『GALS!』の寿蘭ちゃんが大好きなんですけど、成人した寿蘭ちゃんとお酒が飲みたいです(笑)。本当にハマって、「いつか子どもを産んだら蘭っていう名前にする」っていうくらい大好きなんですよ。女子高生で、元気な感じで、パワフルで、未だに大好きです、寿蘭ちゃんとは、真面目な話がしたいですね。今後について、とか。「里穂はああしたほうがいいよ」みたいな感じで言われたりしたいし(笑)、悩みを相談したいです。

――アニメの仕事で関わってきた人の中で、「この人とビールを飲んだら楽しいだろうな」って思う人はいますか。

飯田:誰だろうなあ……よく一緒にお酒を飲むのはシカちゃん(久保ユリカ)だったりするんですけど。そう、NBCユニバーサル(所属レーベル)の方々とご一緒させていただける機会があって、KOTOKOさんや黒崎真音さんと一緒にお酒が飲めたのは、すごく楽しかったです。NBCさんのまわりには、お酒を嗜む人が多いので。お酒を飲める方々がまわりにあまりいなかったわたしからすると、NBCに入ってすごく楽しいです(笑)。

――(笑)20年芸能活動をしてきて、いろんな人にお祝いしてもらえたことは大事な経験だと思うんですけど、関わってきた人たちとそのことを分かち合えるのは、とてもいいことですよね。

飯田:ほんとにそうですね。20年やってきたんだって声に出して言ったら、「おめでとう」って言ってくれる人がいる環境に感謝と、この場所、この環境をこれからも守っていきたい気持ちはあります。もちろん日頃関わる人に変化はありますが、今はこの場所があるって実感できたし、これからの20年は、持っているものを大事にしていく気持ちがより必要になってくるのかなって思います。

――今いる場所を大事にしていくために、どんな自分でいたいですか。

飯田:やっぱり、まずは自分を大事にしていかないといけないなって思います。自分の人生をちゃんと大事にして、そうすることで、「りっぴーが楽しそうにやってるから」って、ついてきてくれてる人もいるのかなって思うので。若いファンの方含め、多くの方々にとって、目標になるような生き方をしていたいです。

――まさに、大人の発言ですね。

飯田:そう。29になって、一番搾りの味わいも魅力も語れるようになったし(笑)。今まではみんなにかわいがってもらってきたけど、これからはちょっとオトナな感じも出していけたらいいなって思います。先輩方だけでなく下の世代のみんなとも、もっと関わりを増やしたいですね。わたしが好きになったビールの味を一緒に分かち合うというか、大人になることの魅力を教えるというか(笑)。まず教えたいのはライブ終わりのビールの格別さですね。まわりにいらっしゃる方と打ち上げで一緒に飲んで、絆をより深めてもらいたいです。もうすぐビールのおいしい季節ですし、ファンの皆さんにもなにか終わった後の打ち上げなどで、自分のまわりの方との絆を深めるためにおいしい一番搾りで乾杯をしてほしいですね。

取材・文=清水大輔 撮影=GENKI(IIZUMI OFFICE)
スタイリング=津野真吾(impiger) ヘアメイク=福島加奈子
衣装協力/RANDA、BRAND SELECT

提供:キリンビール株式会社
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お酒は二十歳になってから