【春ドラマで話題の原作マンガ6選】セックスレスの夫婦、悩みを抱えるアラサーが食事でパワーチャージ。人生につまずきながらも奮闘する姿に共感!

マンガ

公開日:2023/4/17

 今年の春ドラマは、夫婦生活の悩みを描いたものやギャップ萌え必至のクールなのにドジな男子の日常譚など、バラエティ豊かな作品が目白押し! あの人気コミックが映像化されるのか…と放送前から、心躍らせている人もいるのではないだろうか。

 そこで、本稿ではこの春、ドラマ化される話題の原作マンガを6作品紹介。これを機に、ぜひチェックしてみてほしい。

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セックスレスに悩むふたりの男女が下した“夫婦の決断”とは?

あなたがしてくれなくても
あなたがしてくれなくても』(ハルノ晴/双葉社)

 セックスレスに悩むふたりの男女がひょんなことから同じ悩みを持っていることを知り、傷を舐め合いながら危ない関係になっていく『あなたがしてくれなくても』(ハルノ晴/双葉社)。女性の視点からもセックスレスの苦しさを訴えた、心に響く作品。ドラマには田中みな実や岩田剛典など、今を時めく俳優陣が出演。セックスだけが足りないという難しい問題に2組の夫婦はもがき、足掻き、苦しみながら、どんな答えを下すのか。

お腹と心を満たすグルメ漫画!人生につまずいた3人のアラサーが食事を通してパワーチャージ

かしましめし
かしましめし』(おかざき真里/祥伝社)

 人気グルメドラマと言えば、俳優・松重豊が黙々と食事を楽しむ『孤独のグルメ』が頭に浮かぶ人も多いだろうが、グルメマンガ『かしましめし』(おかざき真里/祥伝社)も魅力的。本作は、同級生の自死をきっかけに再会した美大の同級生3人が一緒に食事を囲み、明日へのパワーをチャージする、おうちごはん物語だ。ドラマでは元AKBの前田敦子や成海璃子の演技はもちろん、塩野瑛久が恋人との関係に悩むゲイをどう演じるかも注目したい。

かっこいいおばあちゃんと純粋な孫娘が村のトラブルを解決!

グランマの憂鬱
グランマの憂鬱』(高口里純/双葉社)

グランマの憂鬱』(高口里純/双葉社)は着物姿で煙管をくゆらせながら、村で起こるトラブルを次々と解決するおばあちゃん(グランマ)の姿に痺れる。グランマの口から出る一喝はもちろん、孫娘・亜子が発する子どもならではの素直な諭しも心に響き、この凸凹コンビが次々と降りかかる難題をどう解決していくのか、気になってしまう。ドラマでは、グランマを萬田久子が演じる。ミステリやサスペンス作が好きな方に、ぜひおすすめしたい作品だ。

信じていた親友は悪女でした――正反対の性格のふたりの友情と恋愛

親友は悪女
親友は悪女』(和田依子/小学館)

親友は悪女』(和田依子/小学館)は、ドロドロ好きさんに刺さる一作。同期の橋井に想いを寄せる主人公・真奈は、ある日、高校時代の親友・妃乃と再会。離婚をし、地元に帰ってきた妃乃を元気づけたくて、同僚たちとのバーベキューに誘う。すると、妃乃はあざとかわいいファッションで登場。真奈の気持ちを知りながら、橋井に急接近し始めた。あざとい行動はどんどんエスカレートし、ついに橋井の心は妃乃に。親友が悪女だったことに気づいた真奈は復讐を決意。その結末やいかに…? 再放送中のドラマで、妃乃を演じる山谷花純の悪女っぷりも堪能してほしい。

ギャップ萌え必至!クールなのにドジなイケメン男子の“ちょっぴり恥ずかしい日常”

クールドジ男子
クールドジ男子』(那多ここね/スクウェア・エニックス)

 一見、クールで少し近寄りがたいのに、実はドジでかわいい男性の日常譚を描いた『クールドジ男子』(那多ここね/スクウェア・エニックス)は、母性をがっちりと掴む作品だ。本作には、ドジをしてもクールに振る舞い続けるタイプや強がってドジを乗り切るタイプなど、個性豊かなキャラが次々と登場。つい、推しを見つけたくなってしまう。一度ハマったら抜け出せない、このハートフル・コメディ。ギャップ萌えの沼に落ちてしまう人が続出しそうだ。原作ファンの人もドラマをきっかけに、クールドジ男子たちの新たな魅力に出会えそうだ。

こんなにも便利だったとは…!“めんつゆ専用”グルメ漫画

めんつゆひとり飯
めんつゆひとり飯』(瀬戸口みづき/竹書房)

 手間のかかる料理はしたくない。でも、おいしいごはんは食べたい。そんな相反する気持ちを抱いた時、強い味方になってくれるのが『めんつゆひとり飯』(瀬戸口みづき/竹書房)。超がつくほどの面倒くさがりである面堂露は、簡単なのにおいしい“めんつゆ料理”を多数紹介。冷凍ポテトで作る、お手軽肉じゃがやアボカドのめんつゆ漬けをのせたネギトロ丼など、アイデア満載のめんつゆ活用術は自宅で試してみたくなること間違いなしだ。ドラマ1話目では和風パスタとサンドイッチのめんつゆレシピが登場。今後もどんなレシピが出てくるのか楽しみだ。

 春は様々な出会いを得る季節だからこそ、これまで触れたことのない漫画との出会いを楽しむのもオススメ。ぜひ、話題ドラマの原作も読み、ドラマとの違いにワクワクしてほしい。

文=古川諭香