佐原ミズの人気コミック『尾かしら付き。』が実写映画化! “みんなと違う”少年と少女の、切なく愛おしい10年愛の物語

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公開日:2023/3/30

尾かしら付き。
©佐原ミズ/コアミックス ©2023 映画「尾かしら付き。」

 累計発行部数15万部以上を誇る佐原ミズ作の人気コミック『尾かしら付き。』(コアミックス)が、2023年に実写映画化されることに。

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 作者の佐原ミズ氏は、相葉雅紀主演でTVドラマ化した『マイガール』のほか、『バス走る。』『鉄楽レトラ』といった数多くの人気作を手掛けてきたヒットメーカー。主に20~30代の女性を中心に支持を集める実力派の漫画家だ。

 2023年3月25日発売の『月刊コミックゼノン』(コアミックス)5月号で小児医療を舞台に家族の絆を描いた新連載『ハネチンとブッキーのお子さま診療録』が始まり、こちらもファンの間で早くも大きな話題を呼んでいる。

 佐原氏が紡ぎ出す物語は新連載に限らず心温まる作品が多く、このたび映画化される『尾かしら付き。』も同様。お互いのことを知りたいと思いながらもその気持ちをどう伝えたらいいかわからない、健気な少年少女の切なくも温かな恋模様が描かれている。ただ一つ、他の作品と異なる点を挙げるのならば、彼のお尻に“尻尾”が生えていることだろう。まるで豚のような尻尾が……。

 物語の主人公は、“日焼け”に憧れる平凡な女子中学生・樋山那智。彼女はソフトボール部に所属しており、いくら練習しても自分だけ日に焼けないことに人知れずコンプレックスを抱いていた。

 本作はそんな悩みを抱える那智と、お尻に豚のような尻尾が生えている少年・宇津見快成の出会いから始まる。彼は過去、その尻尾が原因で偏見の目にさらされてきたことから尻尾のことは周りに隠しているのだが、ある日ひょんなことから那智に尻尾を見られてしまう。そしてここから、「みんなと違う」ことに戸惑い傷つきながらも心を通わせあう、ふたりの10年愛が幕を開けるのだ――。

 2023年3月25日には映画の公式サイトもオープンし、公式TwitterやInstagramなども開設されている。キャストなどの続報は随時アップされるのでフォローしておこう。

 また『尾かしら付き。』の原作コミックスは全4巻で完結しており、気軽に手に取りやすいのも魅力。読んだことがない人は今のうちに履修し、読んだことがある人は改めて読み返して、映画の続報を楽しみに待とう。

尾かしら付き。
尾かしら付き。
佐原ミズ/コアミックス)

■映画『尾かしら付き。』公式サイト:https://okashiratsuki-movie.jp/

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