本屋で花火を見上げよう！『汝、星のごとく』花火大会が全国書店で開催中

『汝、星のごとく』で2度目となる本屋大賞を受賞した作家・凪良ゆう先生。この夏、講談社とともに「『汝、星のごとく』花火大会」と題して、「スマホで打ち上げよう。本屋であなただけの花火」と称したデジタル花火大会を2023年9月13日(水)まで開催している。

本イベントは、書店の魅力をあらためて伝えたい、書店とそこに集う読者の皆様に恩返しをしたい、との思いから、凪良ゆう先生が講談社とともに「感謝」と「愛」を込めて企画したもの。イベントで使用される花火は、本屋大賞受賞作である『汝、星のごとく』作中でも印象的に描かれた、愛媛県今治市の夏祭り「おんまく」の花火をモチーフにしている。より多くの読者が書店で新たな本と出会うきっかけとなることを祈って、物語を愛するすべての人に捧げる、今しか見られない花火を全国の書店で打ち上げる。

8月19日には、六本木 蔦屋書店の会場に凪良ゆう先生が登壇しイベントの開催を宣言。「本と出会う屋台」が出店された店内では「プロジェクションマッピング花火」が投影され、盛り上がりを見せた。

■『汝、星のごとく』花火大会

「スマホで打ち上げよう。本屋であなただけの手のひら花火」
開催日：2023年8月14日～9月13日(水)
参加費：無料
場所：全国書店にて　https://tree-novel.com/works/episode/d820bed1f490befad85d46c4abbb4165.html

「スマホで打ち上げよう。本屋であなただけの花火」では、書店に掲出されたポスターから二次元コードを読み取ると、手にした本や書店内のお気に入りの場所を背景に、次々と花火が打ち上がる。背景と花火の組み合わせは無限大で、そのまま眺めて楽しむもよし、写真を撮るもよし。せっかくなら、ハッシュタグ「#本屋で花火を見上げよう」をつけてSNSに投稿してみよう。抽選で図書カードが当たるキャンペーンも開催中だ。

今回のイベントについて、講談社の担当者に話を伺った。

―― 今回の企画に関して、意図や狙いを教えてください。

書店や書店員のみなさんに恩返しをしたいという凪良ゆう先生の気持ちを受けて、書店へ訪れる人を増やすような企画ができないかと考えました。講談社のものに限らず、さまざまな本と出会うきっかけになればうれしいです。

―― 今回の企画について、イチオシ、目玉となるものを教えてください。

小説『汝、星のごとく』の重要なシーンを彩る花火を一緒に体験できることは、新しい取り組みです。8月19日に六本木 蔦屋書店で行われた「プロジェクションマッピング花火大会」では、来場したお客様が涙する姿が印象的でした。

―― 読者(ユーザー)へのメッセージがあればお願いします。

「つらい時期に書店を守ってくださった書店員の皆様、そして書店に足を運んでくださった読者の皆様にあらためて御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。これからも読者の皆様が書店で素敵な本に出会っていただけますよう、願っています。」（イベント当日の凪良ゆう先生のコメントです）

■『汝、星のごとく』あらすじ

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

《あらすじと北野仁氏による感想漫画も公開中！》
https://tree-novel.com/sp/works/episode/47e1f692abce2a3caf8cd13910b292fc.html