お店まるごと朝ごはん「WORLD BREAKFAST ALLDAY」が人気の理由

食・料理

2014/10/19

WORLD BREAKFAST ALLDAYの世界の朝ごはん』(SPACE SHOWER BOOKS)

 パンケーキにアサイーボール、エッグベネディクトなど、ここ数年で“朝食を食べに行く”文化がすっかり定着した。

 東京・外苑前にある「WORLD BREAKFAST ALLDAY(ワールド・ブレックファスト・オールレディ)」が他のお店にない人気の理由は、その名の通り、“世界の朝食を1日中食べられる”お店ということ。2ヵ月ごとに国を変えながら、世界各国の伝統的な朝ごはんを紹介してくれるお店は、現在9か国目を迎える。決して広くない店内だが、ピンク色の内壁に区切りのない長テーブル、海外のスーパーに並ぶような食材をみる限り、その空間はまさに異国。海を渡らずに、旅気分と旅料理を味わえるのだ。

『WORLD BREAKFAST ALLDAYの世界の朝ごはん』(SPACE SHOWER BOOKS)は、9か国にオランダをくわえた10か国の朝食レシピと、ユニークな食文化を紹介。旅先での朝食風景を思い浮かべながらページをめくってみてほしい。

 ここで本書から各国の朝食をいくつか紹介しよう。

■インド
早起きな人が多いインドでは、朝から手の込んだものをしっかりと食べる。北インドはナンやチャパティなど小麦が、南インドは、お米が主食。カルダモンやシナモンが入ったマサラチャイは日常的に飲む。一度飲むとクセになる味だ。

お皿の中央にあるのは「サンバル」という野菜たっぷりの少し酸っぱいスープ

■ベトナム
ベトナムも朝は早い。朝ごはんを食べてから仕事へと向かうベトナムの主食はお米。おこわやお粥にしたり麺(フォー)や春巻きにしたりさまざま。ベトナムの角煮Thit kho trungは人気の朝食メニュー!

フォー(平麺)よりブン(丸麺)の方が家庭的で親しまれている

■ブルガリア
ヨーグルト大国・ブルガリアでは、パイやサラダ、スープ、デザートとさまざまな料理にヨーグルトを入れる。国民食は“バニツァ”というパイでこれにもヨーグルトを入れる。お祝いや大事な人をお迎えするときは、“ポガチャ”と呼ばれるパンを必ず焼く食文化も。

支配下だったことから、西のローマ、東のトルコの食文化の影響をうける

■フィンランド
短い夏をできるだけ楽しみ、長い冬を快適に過ごす知恵をもつフィンランド人。夏にとれたたくさんのベリーやキノコを使った保存食をつくる。牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品消費量は、日本の4倍!

卵がのった料理は、カルヤランピーラッカという国民食

■メキシコ
先住民インディオが食べていたトウモロコシが今も主食のメキシコ。トウモロコシでできたトルティーヤをよく食べ、300年間支配されていたスペインから南米になかった食材が持ち込まれ今のメキシコらしい食文化に。“サボテン”がヘルシーな朝ごはんというのは驚き。サラダやステーキにして食べられている。

鶏肉、アボカド、チーズ、生玉葱、サワークリームなどをトッピング

 日本と同じように、世界各国にも国や地域によって慣れ親しまれている朝食のスタイルがある。昼や夜と違って、毎日同じようなものを食べるのも朝食ならでは。そんな朝食には、その国の歴史や文化、栄養、毎日を楽しくしてくれるヒントがつまっているはず。

世界の朝ごはんを明日の食卓にとりいれてみてはいかが?